60歳でリタイアした時には、いろいろと捨ててよかったものがあります。
仕事をしていると捨てようにも捨てられないものが種々あるものです。
その後リタイア生活は、7年目を迎えていますが、リタイアの時に捨ててよかったものを4つ挙げてみました。
1 仕事がらみの無意味な人間関係
仕事をしているときに一番煩わしく感じたのが、仕事がらみの人間関係です。
まず、各種の飲み会がありました。
上司から「ちょっと一杯、行こう」と誘われることもありました。
勤めをしている以上は、それらは、断ると仕事に影響が出ると思い、断れませんでした。
飲み会以外でもランチに誘われたりとかありました。
リタイアした時には、一切そういうものがなくなったので、だいぶ精神的にラクになったのを思い出します。
とはいえ、まったく人間関係を捨てたわけではなく、数少ない気の置けない友人とは、いまだに付き合っています。
そういう仕事がらみの無意味な人間関係を断ったせいで、今の人間関係がより大事に感じられ、精神状態も安定しています。
2 モノに対する執着
リタイア前は、モノに対する執着がありました。
例えば衣類については、職場に行くときには、恥ずかしくない格好をしていかなくてはいけないと考えていたこともあり、それなりに衣類を購入していました。
ですが、今は、通勤もなくなったので、着るものは、3つくらいのパターンで毎日を過ごしています。
衣類に対する執着はなくなりました。
衣類以外にもいろいろなモノを買うことが少なくなくなりました。
以前は、欲しいものを買っていた気がしますが、今は、必要なものを結構長い時間吟味した上で購入するといった形になっています。
3 意味のない後悔
仕事をしているころは、後悔をすることが多かったです。
仕事上や人間関係のの失敗が多かったのですが、かなり時間が経ってもあの時は、そうすべきではなかったとか、別のやり方があったのではないか、とか後悔していました。
過去は変えられないのに悶々としていたわけです。
もっと前向きに過去の失敗は失敗として、反省はするものの未来に生かすようにすれば、良かったのですが、それができず、後悔だけで頭の中がいっぱいでした。
大きな失敗の時は、眠れない夜を過ごしたこともありました。
ですが、リタイアしてからは、そんな無駄な後悔は、捨ててきたつもりです。
今も全く後悔することがないわけではありませんが、すぐに忘れられるようになって、穏やかな日々を過ごしています。
4 他人への批判や噂話
職場では、同僚への批判や噂話が盛んです。
職場だけでなく、学校などの人の集まるところでは、必ずと言っていいほどあるものでしょう。
確かに他人を批判するときは、一時的には、何かスッキリするものを感じます。
ですが、後味の悪さが残るのも確かです。
飲み会などで同僚と他人への批判や噂話をしているということは、同僚も別の同僚といるときは、そしがやへ同様の批判や噂話をしているということが予想できます。
勤めているころは、そんな他人への批判や噂話に乗らざるを得ませんでした。
それをしないと職場での人間関係の影響があると考えていたからです。
今は、そんな無意味で、後味の悪いことをしなくてもよくなりました。
ただ、そんな話をする人間とは、距離を置けばいいだけですから。
以上4点、リタイアの時に捨ててよかったものを挙げてみました。
いずれもリタイアしたからこそ捨てられたものです。
仕事を続けていたら、なかなか捨てることはできなかったでしょう。
今思いつくものだけ触れましたが、よく考えれば、ほかにも捨てたものがありそうです。
思い出したら、また記事にするかもしれません。
4つのものを捨てた結果、いくつかのメリットがありました。
職場の人間との交際やモノに対する執着がなくなって、不必要なことにお金を使うことがなくなったので、経済的に余裕が出ました。
これは、収入が年金だけになった現在は、非常に重要なことです。
また自分の時間を持てるようにもなりました。
好きなことに時間を使えるようになって、人生の充実感を感じています。