60歳でリタイアした時の退職金は、最初は、各金融機関でやっている退職者向けの優遇金利の定期貯金に預けました。
3か月ごとに金融機関を変えて、運用していました。
ですが、リタイア後3年も経つと退職者向けの金利の高い定期を受け付けるところもなくなり、その後は、いろいろ検討の結果、個人向けの10年国債で運用することにしました。
最初に0.4%の利回りに相当するキャッシュバックがあり、1年で解約して、次の国債を購入して、またキャッシュバックを利用するということを続けています。
今にして思えば、頻繁に手続きする必要があるので、面倒な面もありましたが、低リスクで運用できたので、満足しています。
そんな退職金の運用ですが、失敗するケースが紹介されている記事を読みました。
■ケース1:金融商品の内容がよくわからないまま投資してしまった
退職金の運用方法として、投資商品の内容がよくわからないまま、購入するのはNGということを覚えておいてください。たとえば高金利で申込みできる定期預金と投資商品のセットとして売られている「退職金専用の特別プラン」は多くありますが、注意書きをよく読むことが重要なのです。
この記事では、要注意の3つのパターンが紹介されています。
最初のケースですが、そしがやは、金利の高い定期預金だけを利用しました。
投資信託などの投資商品とセットのものもあったのですが、手数料が高いことが分かっていたので、利用しませんでした。
こちらの方が一見、金利が定期だけのものよりも高く設定されているので、魅力的に見えるますが、投資信託は、リスクもあり、手数料も高いので、注意が必要です。
やるならこの記事でも推奨しているように数万円程度から始めることが肝要でしょう。
■ケース2: 未経験のままハイリスクハイリターンな投資商品に多額を投資した
投資をしたことがない人がFXなどの値動きが激しい投資商品に一括投資してしまうパターンもあります。こういったリスクが大きい商品は、大きなリターン(利益)を得る可能性もありますが、損失を出してしまう可能性も高くなります。投資は分散投資が大事で、時間を分散する、投資する国や対象商品を分散するなどしてリスクをおさえていきたいものです。
FXなどの値動きが激しい投資商品に一括投資してしまうというケースです。
FXは、リスクが大きすぎるので、退職金運用には向かないですが、やるのなら、この記事が勧めるように10万円とか、30万円とか金額を決めて、運用してみて方がいいと思います。
ちなみにそしがやは、やったことはありません。
■ケース3:「不動産の定期的な家賃収入は保証されます」とすすめられて全額を投資した
このケースも、知識がないまま投資して失敗してしまった例の一つです。不動産を購入する場合は、まず物件選びが重要。物件を購入するためにローンを組む場合は、特に注意してほしいものです。節税対策にもなるからと、よく理解していないまま購入したというケースもあります。物件の収益性をきちんと理解するのは至難のわざなのです。
不動産も投資を勧められることが多いものの一つです。
ですが、この記事でも述べているように金融商品以上に知識が必要です。
よく理解しないで投資すると後で悲惨な目に遭い、この記事でも指摘しているように「老後破産」を迎えるということになりかねません。
この3つパターンによって分かることは、退職金という老後生活の原資を投資する以上、投資に関する知識を得るための勉強が必要だということです。
そしがやもいろいろと雑誌の記事や本を読みました。
結果としては、最初に述べたような金融機関の退職者向け優遇金利の定期預金を使い、その後は、個人向け国債で運用しています。
低金利の中では、そんなに悪くない結果です。
退職金はいまだに全額残っているので、まあまあ成功の方かなと思っています。