そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

米国では年収1400万円は低所得

勤めていたころ、年収の最高は、800万円ほどでした。

10年ほど前です。

その時点では、そんなに悪い収入だとは思っていませんでした。

現在でもそんなに低い金額ではないでしょう。

ですが、日本経済新聞にちょっとショッキングな記事が載りました。

年収1400万円でも米国では、低所得だというのです。

年収800万円だと貧困そのものですね。

その記事に関係したニュースを読みました。

article.yahoo.co.jp

 

「米住宅都市開発省の調査では、サンフランシスコでは年収1400万円の4人家族を『低所得者』に分類した。厚生労働省によると、日本の2017年の世帯年収の平均は約550万円、1000万円を超える世帯は10%強に過ぎない」

 

日本経済新聞では、サンフランシスコでのケースを取り上げています。

この分類を日本に当てはめるとほとんどの家庭が貧困家庭になってしまいます。

 

シンガポールと香港の一人当たりGDP(国民総生産)は、2000年代の初めには日本の6割程度だったが、現在、シンガポールは日本の1.5倍、香港は日本の1.2倍。韓国と台湾にも抜かれると言われている、絶賛衰退中の日本ってスゴイ!」

 

この記事に肯定的な意見がいくつかありますが、他のアジアの国と比べても衰退ぶりが著しいようです。

 

「3年前にイタリアに行ったら、ビール2本とパスタで4000円!ランチが4000円ですよ!」

スウェーデンでは、若い女性が歩きながら日本のおにぎりを食べていた。1個400円。アメリカではラーメン1杯が2000円だった」

 

一方、日本の物価は安いという声も紹介されています。

賃金も物価も上がらないデフレが続いた結果、こうなったということでしょう。

 

ただし、米国全土を見ると、4人家族の3分の2近くの年収がサンフランシスコで「低所得」とされる11万7400ドル以下だ。また、米国人の12%の年収が「貧困水準」といわれる2万5100ドル(約274万円)を下回っている。さらに、サンフランシスコと同じカリフォルニア州の農業従事者の平均年収が1万8500ドル(約210万円)、保育所職員が2万2300ドル(約250万円)であると指摘されている。

 

ただしこの記事に疑問もあるようです。

米国のサンフランシスコのITなどテクノロジー分野などの特別な地域のものと比較したのではないかというものです。

同じカリフォルニア州でも他の地域では、年収は、かなり低いです。

 

医療保険が充実している日本に比べ、米国は病気になると大変だよ。オペして数日入院したら、シレッと100万円以上だよ。私は足を骨折したけど、自分一人で治した」

「サンフランシスコでは年収1400万円以上あっても悠々自適に暮らしているわけではない。『ワーキングホームレス』という、仕事があっても住居費用が高すぎてホームレスになる人が、シリコンバレーにたくさん発生している」

 

アメリカの悪い面にも触れられていて、結局は、「年収」と「幸せ」の関係という価値観の問題になっています。

 

「国同士の経済力の比較と個人の経済力の比較は難しい。よく言われるのは、ニューヨークでは30年前と比べて収入は2倍、物価は3倍、家賃は10倍になったということ。はやりのIT分野の人がどんどん外からくるから家賃が上がる。一方、東京は30年前から収入・物価・家賃はそんなに変わらないという奇跡の街だ。日本経済新聞は、これを個人が貧乏になったというけれど、私にはよくわからないというのが正直な感想だ」

 

最後には、ニューヨークの事例が紹介されています。

年収が2倍になっても物価は3倍、家賃は10倍だというのです。

日本は、賃金も物価も30年前から変わりません。

どちらがいいか、よくわからないという意見で締めくくっています。

そしがやは、個人的には、賃金も物価も変わらない日本の方が住みやすい気がしていますね。

 

関連記事

 

sosigayax.hatenablog.com

 

 

sosigayax.hatenablog.com