早期リタイアは、55歳くらいから考えていましたが、結局は、実行しませんでした。
その理由はというと充分な資金が用意できなかったというのが大きいです。
ですが、もしその時に仮に1億円程度の資金があったとしても最終的な決断は、なかなかできなかったような気もします。
いざとなるといろいろな不安が頭をよぎるのです。
充分な貯金はあるのに、そんな不安な気持ちを持った人の相談を、いつも楽しみにしているマネープランクリニックで読みました。
相談内容
今まで貯蓄に努めてきましたが、子どもがいないため、50代前半で夫婦そろってリタイアできるか、現在の資産状況からアドバイスお願いします。リタイアと言いましても、現在より負担の軽い仕事をするつもりはありますが、いくらの収入を継続的に得られるか不明ですので、まずは完全に仕事を辞めてしまうということ、妻もサラリーマンで収入もありますが、それはあてにせず、リタイア後は私の資産だけで夫婦2人生活していくことを前提としたいと思います。貴社の記事は良く参考にしております。早期リタイア・セミリタイアしたい人のものはすべて読みました。ただ、自分に100%当てはまるわけではなかったので、また資産を食いつぶす生活はやはり怖い面があり、ご相談させていただいた次第です。
51歳で共働きで貯蓄等の資産が1億3000万円ほどある男性からの相談です。
普通に考えるとこれだけの資産があれば、リタイアに十分だと思えそうですが、やはり資産を食いつぶす生活は、怖いとの考えを持っています。
当然かもしれません。
それに対するFPのアドバイスは、以下の3点です。
アドバイス1 妻の資産や年金を考慮しなくても問題なし
アドバイス2 リタイア後は余計なモノは持たない
アドバイス1で妻の資産や年金を考慮しなくても、リタイアは、問題ないと述べています。
その通りでしょう。
相談者が、一番、心配しているリタイア後の不安感については、
また、万が一足りなくなりそうになったら、ご相談者も検討されているリバースモーゲージが効果的です。自宅を担保にして資金を借りるのですが、生前中の返済義務はありません。言い変えれば、自宅売却しても生きている間は住み続けられるという、新しい不動産活用ローンです。
FPは、リバースモーゲージを勧めています。
これは、都内の1戸建てに住む人にしか使えない技ですが、相談者にとっては、かなり有効でしょう。
これだけの優位さがあれば、不安感を感じる必要は、なさそうです。
相談者がこの意見に基づいて、最終的にどのような選択をするかは、わかりませんが、これだけ恵まれているのなら、今現在でもリタイアできそうです。
それにしても、このマネープランクリニックの記事は、いつも感じるのですが、相談後の後日談も取り上げてほしいですね。
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