60歳の定年でリタイアしたのは、ただただ仕事がイヤだったからです。
大学へ行きたいということもありましたが、それはどちらかというとメインの理由ではありませんでした。
職場の中でも仕事を続ける人が多い中では、仕事がイヤでリタイアするというのでは、説得力のある説明にならないと考えたこともあります。
実際、大学へ通っているというとほとんどの人が納得してくれます。
そしがやの職場では、約3割程度の人が定年でリタイアしました。
ほかの人の仕事を続けない理由を聞くことはありませんでした。
今はもうリタイアしてから3年も経ち、職場の辞めた同僚たちとは、会うこともないので、彼らがどういう気持ちだったかは、もう知る術もありません。
こんな記事を読みました。
定年したら隠居して、のんびりと暮らしたい。そう考えている人も多いだろう。『定年入門』(ポプラ社)でノンフィクション作家の高橋秀実氏が取材した「隠居生活」を送るある男性は「とにかくダラダラと楽をしたくて、再就職どころか習い事もしていません。釣りもカネがかかるから止めました」と語る。はたして、そんな老後は本当に幸せなのか――。
この記事では、リタイアの代わりに隠居という言葉を使っています。
隠居という言葉の響きがちょっとリタイアとは、違うものがありますね。
この記事では、再就職しなかった男性を取り上げています。
しみじみ語るのは大手スーパーを60歳で退職した竹山亘さん(63歳)である。大学卒業後、スーパーに入社して勤続38年。定年は65歳だったが、「もうイヤでイヤでしょうがなかった」そうで早期に退職したという。
竹山さんの勤める大手スーパーは、定年は、65歳ですが、彼は、60歳で早期に退職しました。
その理由が、もうイヤでイヤでしょうがなかった、というものです。
そしがやと同じです。
それに彼は、ただただ楽をしたかったようです。
だから趣味もないし、新しい友人を作ることもありません。
あえて友人といえるものと言えば、妻だけです。
ですが、そんな彼の隠居生活にも意外な落とし穴があったようです。
娘の夫が海外へ単身赴任したので、娘とその子供が同居しています。
そのためか孫の世話で忙しのです。
それに母親の介護もあります。
こう読んでくると結構忙しく過ごしていますね。
せっかく隠居してもこのような忙しい状況があるので、いまだに楽をしたいと思うんでしょうね。
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