林修の初耳学は、毎週楽しみに見ています。
毎回、新しい発見があるからです。
日曜日の夜に放送されていますが、リアルタイムで見ることはなく、いつもビデオをとって、後で視聴しています。
そうするとCMを飛ばして、見ることができるので、視聴時間を節約できるからです。
今週の初耳学の白熱教室では、『残酷すぎる成功法則』に書かれた内容について取り上げていました。
最初にこの番組で紹介していたのは、いい人よりも嫌なやつのほうが平均年収が100万円も高いということです。
『残酷すぎる成功法則』に書かれているそうです。
この本の定義する、いい人というのは人と仲良く付き合いを重んじる人で、嫌な人というのは人付き合いを気にせず同調性の低い人ということです。
この定義は、納得できるものですが、嫌な奴のほうが年収が多いというのが、ちょっと意外な内容でした。
ですが、その詳しい説明は、時間の都合か、ありませんでした。
ちょっと物足りない気がしました。
納得できる説明が欲しかったです。
あえて説明的なものと言えば、ゲーム理論の教科書によく登場する「囚人のジレンマ」の例でしょうか。
ゲストがそれぞれ囚人になって、どういう選択をとるかを実演して、この理論を解説していました。
このゲームは、罪を犯した二人の仲間が捕まって取り調べを受けることになったということを想定します。
そして、尋問を受けます。
お互いに黙秘をするか、仲間を売るかという選択をしなければいけません。
刑期は次のようになっています。
お互いが黙秘をしていれば、お互い懲役1年の刑。
お互いが仲間を売った場合、お互いの刑は3年。
一方が仲間を売り、他方が黙秘した場合、仲間を売った方は無罪で黙秘した方は5年の刑が科せられます。
お互いが黙秘すれば両方とも懲役1年。
この例で一番得するのは、一方が相手を売り、相手が黙秘した場合です。
ですが、この例が、嫌な奴が100万円年収が多いことの説明には直接結びつかないな、と感じました。
確かに嫌な奴のほうが短期的には、得することの説明には、なってはいるかもしれませんが。
たぶん、本には、書いてあるんでしょう。
ほかには、モルドバ共和国の例を紹介していました。
この国は、不幸な国ワースト1で国中不信感が蔓延しているとのことです。
ただ、公共の電波を使って、ここまで言っていいのかな、とも思いました。
この辺が時間が限られたテレビの限界かな、とは感じましたが、この本は、読んでみる気にはなりました。
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