3月末で終わってしまった「あさが来た」は、久しぶりによく見た朝ドラでした。
幕末から始まるという設定や実業家の主人公も魅力的で、普段は見ない朝ドラにずっとチャンネルを合わせていました。
またこのドラマでは、AKB48の歌う主題歌も何か懐かしいメロディーで聴くのを楽しみにしていました。
昭和のフォークソングを思い出させるシンプルなものです。
歌詞もポジティブで聴くと元気になりました。
歌番組のミュージックステーションにもAKB48が登場して、センターの山本彩を中心とした落ち着いた楽曲を何度か披露してくれました。
山本彩のボーカルがかなりうまいので、驚きました。
ですが、残念なことがあります。
この曲は、今述べてきたようにメロディも歌詞もよく、朝ドラの主題歌ということもあり、もっとヒットする可能性があったのに、そうはなっていないことです。
何かプロモーションに失敗したのではないかという気がします。
そしがやは、「恋するフォーチュンクッキー」でAKB48のファンになりました。
あの曲のインパクトはかなり強烈でした。
70年代のモータウン・サウンドを思わせるディスコ調のメロディと前向きな歌詞でロングヒットになりました。
真似しやすい振り付けもブームになり、2013年を代表する曲になりました。
新しいファンをかなり獲得しました。
その後は残念なことに、AKBには、ファン層を広げるようなヒット曲は出ませんでした。
あくまでも今までのコアなファンにのみアピールするような曲だけでした。
そんなときに「365日の紙飛行機」は、朝ドラの主題歌になったのです。
シングル曲にして、プロモーションをすれば、今までのAKB48の曲を聴かなかった層へも、もっとアピールできたと思います。
ですが、「唇にBe My Baby」のカプリング曲として発売されました。
この曲は、初代総監督・高橋みなみのセンター曲ということで、AKB48を今までもまとめてきて、功績のあった彼女のことを考えてのことだったでしょう。
これはこれで理解できます。
ですが、今後のAKB48のことを考えると、「365日の紙飛行機」こそシングル曲として、発売して、大々的なプロモーションをやるべきだった気がします。
そうすれば、2013年の「恋するフォーチュンクッキー」に迫る、あるいは、超えるヒット曲になった可能性はあったのに残念です。
「恋するフォーチュンクッキー」は、指原莉乃というスターを生みました。
「365日の紙飛行機」は、AKB48にも山本彩のような歌のうまいメンバーがいるということを世に知らしめることが、もっとできたような気がします。
【MV】365日の紙飛行機 Short ver. / AKB48[公式]
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