ここ3日ほど、リタイアというテーマでずっと書いていますが、今日もやはり同じテーマで書きます。
勤めているころは、何をしていますか、と聞かれると、公務員と答えれば、相手は納得してくれました。
それは民間会社の人も同じでしょう。
〇〇会社に勤めていると言えば、相手は、納得してくれると思います。
誰もが知っている会社なら、なおさらです。
ですが、リタイアしてしまうと属している組織がありません。
リタイアして何もしていませんと答えると怪訝な表情を浮かべる人がいます。
日本では、どこか組織に属していないと不審な目で見るような人が多いように感じます。
そしがやの場合もリタイアして仕事をしていませんと答えると、怪訝そうな顔をされます。
ですが、そのあとで大学へ通っていますと続けると、大抵の人は一瞬、事情が呑み込めない表情をしますが、すぐに納得してくれます。
多分、一瞬、事情呑み込めない表情をするのは、60歳過ぎで大学生ということに違和感を感じるからでしょう。
やはり大学生というと20歳代のイメージがあるのかもしれません。
でも、すぐに事情を分かってくれます。
ですが、もし大学へも行っていなかったら、仕事もしていないし、どの組織にも属していないということで何か不審者のように見られるかもしれません。
60歳だと仕事をしている人がまだ多い年齢だからです。
よくメディアに犯罪者が〇〇歳、男性、無職と紹介されることが多いのですが、そんな感じに近いです。
リタイアするときの一番の不安は、お金だと思いますが、どの組織にも属さないという不安感もあると思います。
フリーというと聞こえはいいかもしれませんが、実態は、どの組織にも属していないので、世間からは不審者を見るような目で見られる不安もあるのです。
それが60歳ではなくて、50歳代や40歳代だとなおさらでしょう。
やはり日本では、組織に属している人間だけがまともだという考え方が強いんでしょうね。
だから生涯現役でいたいって、言う人が多いのかもしれません。
関連記事