
今回読んだのは、以下の書名のやたら長い本です。
『難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください! 普通の会社員が「億り人」になって自由に生きる超現実的ルート』 橘玲 (著), 大橋弘祐 (著)
これまで橘玲の本は、だいたい読んできました。
今回は、もう一人の著者である大橋弘祐が橘玲へ1億円貯める方法を聞くという対話形式になっています。
内容はと言えば、今まで橘玲の本を読んできた読者には、すでに既視感のある、どこかで読んだ内容がほとんどです。
そういう意味では、これから投資を始める初心者向きと言えそうです。
現実的に1億円貯める方法として、この本で提案されているのは、
1 生涯賃金3億円の2人が共働きする(総額6億円)
2 節約して、そのうち10~15%を貯蓄する
3 貯蓄だけで6,000~9,000万円になるので、インデックス投資で年率3%程度で運用
すれば1億円を超える
というものです。
つまり、「収入の増加」「支出の削減」「長期の資産運用(新NISAなど)」を組み合わせた複利運用ということです。
これって、橘玲の著作だけでなく、多くの投資本で提案されている方法です。
橘玲の本で独自性があるのは、その中でも副業(マイクロ法人など)の勧めです。
副業を始めて、ゆくゆくは個人事業主や法人化することで、経費計上による高度な節税スキームを活用できるというものです。
この本の後半でマイクロ法人については、詳しく述べられていますが、他の投資本ではここまで触れたものはあまりないでしょう。
ですが、多くのサラリーマンにとっては、ハードルが高いと感じるのも事実だと思います。
このあたりからは、実践しないとピンとこない話でもあります。
「そうは言っても、簡単にいかないよ」とも思う人も多いでしょう。
あくまでこういった考え方もあるという視点で読むのがいいでしょうね。
また専業主婦からは、1の共働きについては、好きで専業主婦をしているわけでないのに、初めからムリだというツッコミもありそうです。
また独身者が増えている中では、単身者には、一馬力では1億円はできないよ、という声も聞こえてきそうです。
2や3についても同様に違和感を感じる人もいるかもしれませんね。
ただ個人的な感想としては、「収入の増加」「支出の削減」「長期の資産運用(新NISAなど)」を組み合わせた複利運用というのは、個々のケースによっては、1億円に到達しない場合もありそうですが、そこへ近くづくことのできる再現性の高い、資産形成の鉄則だとは思いますね。