
60歳で定年退職するときに再雇用等で仕事をしないという選択をした際に「なぜ仕事を続けないの?」とよく聞かれました。
いったん仕事を辞めると時間を持てあまして、早くボケてしまうとも忠告されました。
暇な時間に耐えきれず、仕事をまたしたくなると言う人もいました。
ですが、リタイア後10年以上経っていますが、時間を持て余すこともなく、ボケることもなく、毎日を健康に過ごしています。
その間に仕事をしたいという気持ちになったことはありませんでした。
そんな退職に関する調査についての記事を読みました。
世界中で高齢化が進む中、多くの先進国が年金支給開始年齢を引き上げ、人々の退職時期を遅らせようとしている。しかし、退職が健康にどのような影響を与えるのかについては、研究によって結果がまちまちで、明確な答えが出ていなかった。
この研究では、退職が人々の健康にどう影響するかを調べるため、米国の健康退職調査(HRS)とその姉妹調査のデータを統合し、35カ国における50~70歳の10万6927人(50.5%が男性)を平均6.7年間追跡調査した。
(中略)
分析の結果、退職は全体的に見て健康に良い影響を与えることが分かった。認知機能は向上し、日常生活を自立して行える確率が上昇し、自分で健康だと感じる主観的健康評価も改善した。また運動不足が解消される傾向を確認した。
これは、35か国の50歳以上約10万人を対象に慶大と早大が調査した結果です。
結論から言えば、退職は、健康に良い影響を与えるというものです。
そしがやの肌感覚とも一致しています。
現役のころは常に精神的なストレスを抱えていていました。
夜は眠れなくて、いつも体調が優れず、風邪を引くことも多かったです。
今はそういったストレスから解放されているので、体の方の調子もいいです。
無論、かつての同僚の中には、いまだに仕事を続けている人もいて、元気に働いてるように見えます。
退職が人に与える影響というのは、その人次第なのかもしれません。
ただ今回の調査が示すように多くの人にとっては、退職は健康に対してプラス面があるというのは、そしがやも日々実感しているところです。