ネット上には、専門家と称する人がいます。
とんでも発言をする人も多いのですが、今回は日経平均が3000円になるという発言をした人の記事です。
「ずっとインチキを言い続けてきたんです。ドットコムバブルから始まって、AIや半導体だと。ありもしない期待を金融業界の人が作り続けてきたんです」といい「89年のバブル崩壊でも、株価が80数パーセント落ちて。だから、最終的に日経平均株価は3000円になる」と“予言”していた。
「日経平均は、最終的には、3000円になる」との発言ですが、その根拠は示されていません。
専門家を名乗っているのなら、その理論的な根拠を説明してほしいものです。
思い付きだけの発言のように見えます。
そういうことで、絶対に投資に手を出してはならないと主張しています。
今まで株式は、何度かの下落を繰り返し、その都度持ち直しています。
今回の下落も8月5日に日経平均が31,458円になったものの2週間後の先週の16日には38,063円まで上昇しました。
過去にもリーマンショック等ありましたが、その都度値を戻しています。
中長期的には日経平均は、上がり続けています。
普通に経済の常識を知っている人なら、彼の発言に影響されることはないと思いますが、中には投資をすべてやめて現金だけを持つようになった人もいるかもしれません。
そういう選択をすると株価の変動に一喜一憂しなくなるかもしれませんが、確実にインフレに負けてしまうことは確かです。
そんな時に彼はどう説明するのでしょうか。
この記事のコメント欄を読んでみると、こんなものがありました。
元々彼は本物の経済評論家ではなく、なんちゃって評論家だから、彼の言葉を信じる人なんかいないです。いつかは暴落すると何年も言い続けて、ほら当たっただろと言ってるわけですから。経済論ではなく確率の話であり素人と同じです。おまけに、投資はするなと言いながら自分は投資をしてるし。面白いオジサンが、フザけた経済論を話して笑いを取ってるという感じでしょうか。彼の場合はそれでいいと思いますよ。
彼がこんな「なんちゃって評論家」かどうかは、分かりませんが、こういう発言を繰り返しているとそういう評判が定着しそうです。
「投資はするなと言いながら自分は投資をしてるし」というコメントもありますが、もし本当だとしたらますます彼の発言の信頼性が失われますね。