8月5日には、日経平均は、史上最大の下落幅4451円を記録しました。
投資家のパニック売りが相次いだという記事がネット上には、あふれていました。
そんな中、伝説の投資家が今回の大暴落の際にどうしたか、についての記事を読みました。
「最初の印象は、地球が終わるわけでもないのに何でこんなに下がるの？ というもの。次に、なんとか買わなきゃ、です。証券会社には230億円の現金がある。とりあえずそれを全部使おう。さらに下がるようなら銀行の預金を証券会社に移さなきゃ、と思いました」
こう語るのは、個人資産800億円「伝説の投資家」の清原達郎氏です。
今回の暴落を買いのチャンスと考えたのです。
それも230億円です。
桁が違いますね。
ipadのトラブルとかあったようですが、結果的には、メガバンクを1銘柄105億円分が購入できたようです。
さすが伝説の投資家です。
「円安は介入では止められません。ドルを売らなきゃいけないから介入の金額に限度がある。それを見透かされてヘッジファンドに日本は舐められまくってきました。たった0.25％の金利誘導では日本は不況にはなりません。日銀は日本にもちゃんと政策はあるってことを世界に示したんです。『ヘッジファンドども思い知れ。勝手にはさせんぞ』とね。この断固とした態度は立派です」
今回の暴落は、日銀の利上げが原因の一つだとも言われていますが、清原氏は今回の日銀の決定を、たった0.25％の政策金利の上げで極端な円安を止めたということで評価しています。
ドル円のキャリートレードをやっていたヘッジファンドに対しては、一泡吹かせることができたと述べています。
そしがやもこの日銀の決定には、同意見です。
いつまでもゼロ金利政策を続けることはできないので、いつかは金利を上げて、正常化しなければならなかったからです。
ただ、今回の記事を読んで感じたのは、誰しもが清原氏のように大暴落時に全財産を買いに充てるというメンタルはなれないということです。
やはり個人投資家は、自分のリスクの範囲内で淡々と投資を続けていくしかないと思いましたね。
