都知事選の投票が今度の日曜に迫っています。
街を歩いているとその掲示板が目に入ります。
今回の選挙では、都知事選とは関係がないポスターが多数貼られています。
特定の政治団体が候補者のポスター掲示枠を事実上「販売」しているからです。
ほとんど「売名」のために掲示板が利用されている状況です。
ネット上でも問題視されていて、供託金を上げなくてはいけないとか事前審査が必要だとかの議論がされています。
そんな中、ポスター掲示枠を購入したポスターを貼って後悔している男性の懺悔の記事を読みました。
7月1日、都内ホテルのカフェで記者と対面した男性は泣きじゃくりながらこう話した。
「勝手に子どもの顔写真を使ってしまったことで、妻には『何てことをしてくれたの!』と泣いて怒られ、その後は口もきいてくれません。子どもは無邪気に過ごしていますが、家庭は崩壊している状態です。今は子どもに作り笑顔で接するのがやっとです」
この男性は、愛知県在住の50代男性で6月にある政治団体から東京都知事選候補者の「ポスター枠」を購入。
経費含め、約55万円の費用を支払いました。
生後8カ月の息子の写真を使って「ダメ!一極集中。投票に行こう。東京を住みよい街に」という主張を書き込んだポスターを約900枚作成し、都内36カ所に掲示しました。
そしがやは、この男性のポスターを見たことはありませんが、男性はポスターを貼った後で妻にも怒られ、すぐに後悔して、家庭は現在崩壊状態とのこと。
それで都内36カ所に掲示してあったポスターはすべて剝がしたそうです。
正直この記事を読んだ時には、何と浅はかなことをしたんだと思いましたね。
妻にも事前に了解を取っていなかったんですね。
それにしても20歳代のまだ若い父親ならまだしも、50歳代の分別もある年齢のはずなのにこんなことをしてしまうなんて。
妻の立場になれば、これから結婚生活は続けられないと判断されそうです。
それにしても今回の都知事選は、法令に想定されていない事態が次から次へと生じていています。
何らかの法改正が必要だと思いますが、政治家からはそれに対して、ネットを見る限りは発言は見当たりません。
都知事候補者の意見も聞きたいところですね。
「投票に行っていただき、本当に都知事にふさわしい人を選んでほしいと思っていますし、一人の同じ日本人として、東京の皆さまのよりよい生活を願っているのは本心です。ただ、その手段が間違っており、家族や都民の皆さまにご迷惑をおかけしてしまいました。このたびは誠に申し訳ありませんでした」
取材の最後には、男性の目は泣き腫らして真っ赤になっていた。
最後にこの男性は、こういう発言をしています。
まっとうな反省です。
今後は、今回のことを教訓にして、生きていってほしいですね。