日経平均が4万円を超えました。
こういったニュースを耳にすると今まで投資をしたことがない人でも、投資したほうがいいのではないかと思い始めるでしょう。
それは、かなりの資産を持っている人も同様だと思います。
こんな相談の記事を読みました。
◆Q. 株価が上がっているので、投資をしていないことに焦りを感じます。今からでも投資するべきでしょうか?
「株価がすごく上がっている今、マーケットに参加するのではなく、少し落ち着いた頃に『これはこの会社の実力と将来が反映されてるな』とか感じたら、自分なりの基準を作って“買い”を入れた方がいいのか。特にNISAを利用しなくてもいいと、冷静になるべきでしょうか? 参加していないこと自体にストレスと焦りを感じていて、今のままではいけないと自分に言い聞かせています」(こぶたさん/55歳/女性/専業主婦)
<金融資産>現預金8000万円、夫の年収1100万円
それなりの資産を持っている人でも今回の株高では、投資をしていないと自分だけ乗り遅れたと感じている人もいそうです。
今回の相談者もそのようです。
そしがやもこの気持ちがよく分かります。
今回の株高では、新NISA口座を作ったもののいまだに2銘柄しか購入できていません。
狙った株式がみな高値で買えていないのです。
来週には、3月末が権利確定の株式が多いので、それまでには新NISA枠を使い切りたいと当初は、思っていたのですが、この株高では無理そうです。
ですからまた調整局面になったら、購入しようと考えています。
今は3月末の権利確定前の購入はほぼ諦めています。
◆A. 「現預金が十分あるので、焦って投資する必要はないと思います」(深野さん)
回答者のFPの深野さんの答えは、ほぼ常識的なものでした。
そしがやも同様の考えです。
それにこの相談者は、現在8000万円もの資産を持っています。
冷静に考えれば、焦る必要もないのです。
投資の神様といわれるウォーレン・バフェットは、基本的に株価がどんどん値上がりしているときは買わずに、次のチャンスをじっと待ち、株価が安くなって、みんなが駄目だと思ったときに買いを出す。だから彼は、リスクを抑えてすごく高いリターンを得られるのです。株式市場が盛り上がっている今は、それぐらい冷静に考えてみてもよいかもしれません。
最後にウォーレン・バフェットの言葉を引用しています。
「株価が安くなって、みんなが駄目だと思ったときに買いを出す。」という彼の言葉が株式投資の鉄則です。
現在のように株価が上昇しているときにこそ、浮かれずにこの言葉をかみしめたいですね。