そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

人口減社会におけるリタイア生活



株主優待を使うために最近は、頻繁にマクドナルドを利用しています。

いつ行っても混んでいるのですが、スタッフに外国人が増えてきました。

数日前に行った時には、カウンターで接したすべてのスタッフが外国人でした。

以前からコンビニでは、外国人スタッフが多くなったことは気づいていたのですが、ファストフード店でも増えているようです。

 

こんな中、50年後の日本の人口は、およそ8700万人になるとの推計を厚生労働省の研究機関が示したというニュースを目にしました。

 

news.yahoo.co.jp

 

この記事では、2066年には外国人が日本の総人口の1割に達するとも伝えています。

コンビニやファストフードで働く外国人が増えているのは、その前兆ということでしょう。

つまり外国人なしでは、日本社会は回らなくなっているということです。

 

人口減の理由としては、1人の女性が一生の間に生む子どもの数である合計特殊出生率は1.44から1.36に低下したからだとこの記事では、分析していますが、これは従来から言われていたことです。

 

現在のリタイア世代が生きている間は、そんなに劇的な変化はないでしょうが、ジワジワと日本社会は、変えていくことでしょう。

 

この記事のコメント欄には、最初に識者のものが載っていますが、移民についてはその対策に多大のコストが掛かるなどの点から消極的なものが多いようです。

ただ現実には、この記事によれば、技能実習生制度などの受け入れが拡大したことにより、今後、年間でおよそ16万4000人ずつ増えていく推計を明らかにしています。

 

人口減の解決策としては、若い世代の賃金の引き上げや税負担の軽減が必要だという主張があります。

もっともだと思います。

ただ、若い世代の賃上げには、日本社会にまだある年功序列型賃金体系を変える必要がありますが、これによって恩恵を受けてきた世代からの反対もありそうです。

 

また若い世代の税負担の軽減には、その政策によって減少した財源をどこに求めるかと問題が生じます。

その場合、これまでの政策の重点を高齢者から若年者にシフトしていくことなるかと思いますが、若年者を重視して、投票率の高い高齢者を軽視するような政党は、生き残れないでしょう。

 

マクドナルドを利用しながら、いろいろと考えさせられました。

そしがやのリタイア生活も当分は、そんなに変化はないでしょうが、長い目で見ると少しずつ着実に変わっていくのは間違いなさそうです。