株式投資を20歳代から続けてきました。
最初は、いろいろと短期的に売買をくりかえしたりとか、試行錯誤をしてきましたが、ここ10年ほどは、配当率の大きい株の長期保有というスタイルになってきています。
最近もNISAの範囲内で高配当株を購入していますが、まず売却することはありません。
この方法だと毎日株価を気にする必要もないし、精神的にもラクです。
長い株式投資経験を経て、この方法にたどり着いたという感じです。
この方法は、そしがやだけでなく、専門家にも同じように考える人がいるようでこんな記事を読みました。
まず1つ目は、意外に思われるかもしれませんが、「予測しない」ことです。もう少し正確にいえば、「予測に左右されない投資の枠組みをつくる」ことです。
なぜなら、社会情勢や経済情勢がグローバルに複雑に影響しあうなかで、さまざまな出来事の発生可能性やその程度を予測し、かつ、それらが金融市場にどのように影響をおよぼすかを的中させることは、専門家であっても至難の業だからです。
株を始めたころは、株価は、予想できるのではないかと考え、投資をしていましたが、今は、この筆者と同じようにほぼ無理だという気がしています。
だからこそ「予測しない」で「予測に左右されない投資の枠組みをつくる」ことが大事だと感じています。
筆者は、予想できない例として、2020年3月のコロナショックの例を挙げています。
その時、世界の株式市場は大きく下落しました。これって、まだ記憶に新しいですね。
しかし、その後の株価の動きは誰にも予想がつかないものでした。
日本を含む世界各国の積極的な金融・財政政策を受けて株価は反発し、日経平均株価は一時30年ぶりに3万円を超える水準まで値を戻しました。
そういうわけで筆者の会社の顧客の99.7%の運用益は、プラスでした。
興味深いのは、残りの0.3%です。
その0.3%の顧客は、株式市場が一時的に下落する局面で、保有している資産の多くを解約(売却)して損を確定してしまい、その後の戻り局面で資産価値を高めることができなかったというのです。
つまり「さらに値下がりするのではないか」という予測を、暗黙のうちにしてしまった結果ゆえのことでしょう。
投資で失敗しないためのコツの2つ目は、「シンプルに投資し続ける」ことです。
「株価が下がり、半分になったくらいで売ってしまうなら、最初から売買などしないほうがよい。何があっても持ち続けることだ。株価が大幅に下がるというのは、めったにない投資のチャンスなのだ」
二つ目は、一つ目の「予測しない」ことともつながりますが、投資を長く続けるということです。
今までの統計によれば、株式投資は、短期的には、価格の上下はあったものの、長い目で見ると右肩上がりで上がってきました。
ということは、長く投資を続ければ、それだけ株価上昇は見込めるということです。
つまり、それなりの会社の株式に投資する場合、会社は成長するための企業努力を続け、財務価値や株式価値は高まり、それに連動して株価も上昇することが予想できます。
この記事では、「予測しない」と「シンプルに投資し続ける」という二つの共通点が重要だとしていますが、これって、いろいろな株式の本を読むと多くの人が強調していることですね。
ただ筆者は、最後に「しかし、投資は、始めることより続けることのほうが難しい、とよくいわれます。株価等、目先の値動きに心が揺らぎ、感情的に売買しがちだからです。」とも述べています。
これって当たっていますが、株価の変動に不安を感じた時には、この記事の言う二つの共通点を常に思い出すようにしたいものです。