田舎の実家には今は、誰も住んでいませんが、年に数回墓参りを兼ねて帰り、兄弟たちで家の中の整理をしています。
主に必要ない物を捨てる作業です。
先日は、庭木の剪定をしました。
家の整理は、まだ終わっていなくて、これからも何回かは、しなくてはいけないでしょう。
このように実家の整理は、わずらわしい面がありますが、業者に頼んだら、かなりのお金がかかったという記事を読みました。
「だって、私、相続放棄したんですよ。なんでこんなことになるのかまったく理解できません」
東京都に在住のAさんを困らせているのは、今話題の空き屋・ゴミ屋敷問題でした。Aさんは現在30代前半で、アニメ好きの色白小柄な今時の女性です。
Aさんは、1年ほど前に京都に住む父を亡くしました。
母もその前に亡くしていたので、父は一人暮らしでした。
現在は、夫と東京に住んでいるので、父とは、疎遠だったようです。
父はものを大事にして、ためておく性格のせいか、亡くなった時には、家はゴミ屋敷状態でした。
またそれだけでなく、近所から借金をしていて、その総額が分からなかったとのことです。
それで夫と相談して、相続放棄をしました。
こうして父親の借金から解放されたAさん。しかし、それですべてが解決したわけではありませんでした。父親が住んでいた町の町内会の代表から突然、「ゴミ屋敷を片付けてくれ」と、連絡が来たのです。
相続放棄をして、一安心と思ったAさんですが、ゴミ屋敷の片づけの連絡が来たのです。
そのことがまったく理解できません。
実は相続放棄をしたからといって、空き屋を含む相続財産の「管理責任」まで免れられるわけではありません。しかも今回のケースのように相続人が一人の場合、相続放棄によって空き屋を相続する必要がなくなっても、民法上、相続財産の管理責任が残ってしまうのです。
「管理責任」が残るというのです。
弁護士にも相談したのですが、結局自分でやるしかありません。
「ネットでは結構安いのがあるんですよね。2万円切るような業者とか。これはいいと思ってその中で最も安そうなところに連絡しました。ところが、実際空き家に行ってもらって見積もりを出してもらったら、びっくり。2万円というのは軽トラック1台分で、実家の片付けには100万円近くかかってしまいました」(Aさん)
業者に依頼したものの、100万円近くかかったということです。
一般的には相続人は一人であれば、相続は揉めないと言われます。遺産の分割に関してはそうですが、遺産の管理で近隣と揉めるケースもあるのもまた事実。やはり個人的には遺言を書いたり、終活をしたりというのは、生前の残された子供たちに対する最低限のマナーではないかと思います。
最後は、このように結んでいます。
このケースは、相続人が一人だったので、すべて自分でしなくてはいけなかったというものです。
そしがやも残された実家の整理で年数回、出向いていますが、兄弟たちみんなでやっているので、一人ですべてをやることを考えると、Aさんのこの大変さが分からなくもありません。
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