いろいろな雑誌を読むと老後には、最低でも1億円必要という記事をよく見かけます。普通の人は、1億円なんて、リタイアまでに用意できないというのがほとんどでしょう。
何か老後に対しての危機感をあおっているかのようです。
そしがやもリタイアしたものの資産としては、もちろん、1億円はないので、一瞬ドキッとします。
なぜ1億円なんでしょう。
確かにきりのいい数字です。
ですが、その1億円の意味もよくわかりません。
リタイアのときにそれだけの資産がないとダメという意味なのか、平均寿命までに生きるとすればその間に必要な金額なのか。
こんな記事を読みました。
日経電子版です。
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1億円という金額を聞くと、直感的にそのお金を全部自分で用意しなければならないと思ってしまいます。ところがサラリーマンで定年まで勤めた人であれば平均寿命まで受給できる公的年金の額はおおよそ6000万~7000万円程度はあります。さらに会社で退職金や企業年金が受け取れるのであればそれが上乗せされますから、仮に1億円だとしても7~8割程度は自助努力以外でまかなわれるということなのです。
なあんだ。
1億円と言ってもリタイアのときに全部用意しなければならないものではないのです。この記事からすると、3000万から4000万円を用意すればいいわけです。
これは、金融機関が不安をあおっている側面もあります。
彼らもビジネスですから。
心配することはないのです。
安心しました。
そうしたもろもろの公的な給付(会社からの分も含む)をまず把握することが大切です。そのうえで自分のライフスタイルを考えて生涯にかかる費用をおおよそ算出し、足らない分を用意するというのが正しい順序です。
正論ですね。
人によってすべてが違います。
公的年金の十分でない人もいるでしょう。
早期退職を考えている人もいるでしょう。
それぞれライフスタイルも異なります。
ですから、この記事でも述べているように、
大切なことは人からいわれたことをそのまま信じるのではなく、自分の頭で考え、自分で判断するということです。
自分の頭で考え、自分で判断することが大事です。
これはそしがやも肝に銘じていることです。
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