そしがやは、公務員でしたが、勤めているころから同僚たちは、あまり老後のことを心配していない人たちが多かったです。
60歳で定年を迎えても、65歳までは再雇用で仕事をができるし、その後は、年金で暮らしていけると思っていたのかもしれません。
また夫婦共稼ぎが多かったので、それぞれの退職金や年金を合わせると特に資産運用をしなくても生活していけると考えている人がほとんどだったのでしょう。
ですからそしがやのように株式などで運用する人は、例外的な存在でした。
職場でそういう話題が出たことはありません。
そしがやがほかの同僚とは異なって、資産運用をしたりして、老後のお金の心配をしていたのは、共稼ぎではなかったし、60歳で辞めて、大学へ進もうと考えていたということもあります。
そんな公務員の老後のお金のことの記事を読みました。
定年後も安泰な公務員?現役時代の資産形成に関心が薄い人も
先日、公務員の友人と食事をしました。以前は確定拠出年金に加入できなかった公務員も、iDeCoが登場して加入できるようになりました。当然、関心があるだろうと思い、「iDeCo、加入した?」と質問してみたところ、返ってきた答えは、
「ん?なにそれ?」
iDeCoのことからこの記事は、始まっています。
そしがやが現役のころは、まだこの制度はありませんでしたが、もしあったら、加入していたと思います。
ですが、この記事に登場するライターの友人と同じように多くの公務員にとっては、あまり関心がないというのが、現状でしょう。
「公務員の定年って、今は60歳だけど、2019年度から段階的に引き上げられて、俺が定年になる頃には65歳になっているでしょ。で、65歳になってからも希望すれば嘱託とかで働けるし。働いている限りは給料が入ってくるから、老後のお金は心配しなくてもいいんだよ」。
ライターの友人は、52歳ですが、老後についてはあまり心配していません。
それは定年になっても働けるということが大きいようです。
これはそしがやが勤めているころも同じでした。
多くの同僚は、定年後もずっと働き続けたいと考えていました。
それに希望すれば、定年後も仕事を続けることはできたのです。
いつまでも健康で働けるとは限らない
確かに、働き続けることができれば、収入は得られます。いずれ、公的年金の支給開始年齢は、有無を言わさず70歳に引き上げられるでしょう。健康に70歳まで働ける環境があれば、それはとても強いわけですが、問題は健康に支障を来して、働けなくなるケースも想定されることです。
ですが、この記事では、いつまでも働き続けることができるのか、と疑問を呈しています。
高齢になれば、健康問題が出てくるというのです。
そしがやの知り合いでも定年前に退職した人がいましたが、その中には、健康上の問題で仕事を続けられなくなった人も結構いました。
「できれば70歳まで働きたい」というのは、誰しも思うことです。が、病気などでそれが叶わなくなるリスクもありますから、そのリスクを想定して、貯められるうちにできるだけ老後のお金を作っておくのが肝要です。
この記事は、貯められるうちは、貯めておこうという結論になっています。
その通りですね。公務員だからと言って、老後のお金を心配しなくていいということはないのです。
ですが、勤めていたころのことを思い出すと、多分、現在でも多くの公務員にとっては、あまり切実さがないような気がしています。
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