通っている大学の授業には、シニア向けの授業がいくつかあります。
その中で「シニアがアクティブに生きるために」というのがあります。
先日、その授業で先生が言ったのが、タイトルの言葉です。
普通、「きょうよう」と「きょういく」と言うと、教養や教育という言葉が思い浮かびます。
ですが、リタイア生活に必要なのは、「今日用」があるという意味の「きょうよう」と「今日行く」ところがあるという意味の「きょういく」だというのです。
リタイアして、会社にも行かなくなると、毎日、用もなくなり、行く場所もなくなります。
通勤で歩くこともなくなり、好奇心も減って来て、そうすると体も精神も弱ってきます。
それを避けるためには、用があったり、行くところがあるという緊張感が必要だというのです。
聞いていて、その通りだと感じました。
そしがやも朝起きて、用も行くところも何もないと数日はいいのですが、毎日そんなことが続くと健康にも精神衛生上もよくありません。
ひきこもりのようになってしまいます。
ですから、今はできるだけ用事を作るようにしています。
出かけるようにしています。
大学に通っているというのは、そういう意味では、毎日ある用事ですし、出かける場所になっています。
無論、そういった用事や出かける場所が仕事をしているころのような義務感のあるものだとまた負担になってしまいます。
何のためにリタイアしたのか、わかりません。
ですから負担感のない用事や行く場所にしています。
ですから大学に通うくらいがちょうど精神衛生上はいいようです。
嫌な時は行かなくてもいいのですから。
来年の3月でリタイアして、2年が過ぎることになります。
大学も終わってしまうので、そのあとどうしようか、と検討しています。
これが今の一番の問題です。
留年して、もう1年学生をやりたいという友人もいますが、そうは、そしがやは考えていません。
ですが、先生の話ではないのですが、大学へ通わなくなり、「今日用」と「今日行く」がなくなるのは、いろいろと問題が起きそうです。
それで、来年の4月以降、どうにかしようと今は、思案しているところです。