NHKの朝ドラは、ずっとほとんど見てきませんでした。
朝8時からの放送ということで今までは、出勤途中ということで時間的に無理でした。
3月にリタイアしてからは、時間的に余裕が出たので、前回の「まれ」はすこし見たときもありました。
ですが、ストーリーが迷走しているというか、一貫性がないせいもあって、ずっと見続けることができませんでした。
そのせいか、ヒロイン役の女優が民放で出演しているドラマの「下町ロケット」も見ているのですが、彼女の登場するシーンだけは、いつも父と喧嘩腰で他の場面との違和感を大分感じています。
さて、今の「あさが来た」ですが、面白く見ています。
見続けています。
無論、ヒロインが魅力的な人物ということもありますが、見続けている理由を3つ書いてみました。
1 朝ドラ初めての時代劇
物語は、幕末から始まります。
これは朝ドラ史上初めてのことだそうです。
朝ドラというと女性の一代記ものが多いのですが、それでも時代劇というのは、ちょっと冒険です。
ですが、これが成功しているようです。
幕末という変革の時代をどう乗り越えていくか、これが興味を持たせてくれます。
今までの一代記ものだと太平洋戦争という苦難の時がストーリー上の重要性を与えていましたが、戦争同様に時代が大幅に変わった幕末は、ストーリー上の面白さがあります。
2 姉と妹の対比
昨年、ディズニー映画の「アナと雪の女王」がヒットしましたが、このドラマでも主人公の姉との対比がストーリーに厚みを与えています。
よくできた、しとやかな姉とおてんばな妹が結婚を期に幕末という時代の波に飲み込まれ、運命が逆転する。
いまのところ主人公が2人いるようで、それぞれの人生に目を離せません。
史実では、姉は、若くして亡くなるようですが、これから先どう展開していくのかも楽しみです。
3 魅力的な新人
今までの朝ドラだとヒロイン以外にも新しいスターが現れてきています。
毎回何人かの新人が登場して、その後も映画や民放のドラマで活躍しています。
民放のドラマを見るとこの俳優は朝ドラに出て、有名になったという話も聞きます。
朝ドラでは脇役でも民放ドラマでは主演を張っている俳優も多いようです。
今回の「あさが来た」では、五代友厚役のディーン・フジオカが新鮮な魅力を振りまいています。
商売一筋のあさにちょっと恋愛模様を与えてくれています。
ディーン・フジオカ以外にもどんな新しいスターが、登場するか、期待しています。
3つ書いてきましたが、他にもいろいろこのドラマの魅力はあると思います。
例えば、夫の新次郎役の玉木宏が、難しい役を嫌味なく演じているのがすばらしい、とかも挙げられます。
いろいろな魅力の詰まった朝ドラですが、このまま失速しないで来年3月まで楽しませて欲しいですね。