今週は、お盆なので、兄弟といっしょに田舎へ帰り、両親の墓参りをしてきました。
親戚のおじさんの新盆でもあるので、そのお宅へも行き、「新盆見舞」としてお金を不祝儀袋に包んで置いて、線香をあげてきました。
「新盆見舞」というのは、そしがやの田舎だけの習慣かもしれません。
少なくとも、東京には、ないようです。
その場に顔もよく知らない知人たちが来ていたので、お茶を飲みながら、すこし話をしたあと、実家へ向かいました。
実家では、遺影に線香をあげ、兄弟でいろいろ話をしてから、近くのファミレスで食事をしました。
こういう風景は、今の時期、どの田舎でも見られるものだと思います。
以前は、こういうお盆などの冠婚葬祭で田舎へ帰って、親族、知人で集まって、お金を包んで、渡したりすることは、一番の無駄遣いだと考えていました。
ちょっと無意味ではないかと。
ですが、今は、考えが変わっています。
亡くなった人には、もう会えないけど、お盆や法事で親戚、知人に何年ぶりかで会えることは、亡くなった人が会わせてくれているのではないかと思えてきています。
普段は、絶対に会うことのない田舎の親戚、知人と話す機会を与えてくれたのではないかと。
以前は、こういうことは、わずらわしいし、お金も無駄ではないかと思っていました。割り切って考えていたんでしょうね。
でも、何年も会っていない人の何気ない田舎の話が最近は貴重に思えてきます。
都会生活では知ることのない、ローカルな話題が面白いです。
田舎ではどういう業界が景気がいいかとか、そしがやの知らなかった、故人のエピソードを聞けるのが、大事なことのように感じています。