ネット上の記事を読んでいると日本社会に不満があって、外国で暮らしたいという人が結構います。
実際に外国に住んでいて、ブログやYouTube等で発信している人もいます。
そしがや自身も以前は、外国で暮らしたいと考えていたこともありますが、今では、外国生活の実情も分かってきて、日本が一番暮らしやすいので、このまま住み続けたいと思っています。
一方で日本の方が母国に比べて生活しやすいと考えて、日本に移住する外国人も増えてきているようです。
こんな記事を読みました。
それは「日本に住んで日本国籍を取得したあと、中国や第三国に行って長年住んでいたのに、年を取ったら『やはり、日本がいちばんいいね』といって日本を再評価し、日本に舞い戻ってくるケースを最近よく聞くんですよ」という話だった。
これは、都内の中国系不動産会社「Worth Land」代表の杉原尋海(ひろみ)氏の話です。
杉原氏は上海生まれの中国人ですが、顧客である何人かの中国人が「老後のことを考えたら、やはり日本がいちばん安定しているし、暮らしやすい」と考えているとのこと。
そのひとつが中国国内の厳しい生活環境だ。
私の記事「金融資産が数億円程度では救急車すら呼べない…中国人が日本の医療体制に感動を覚えるワケ」でも紹介したが、中国の医療事情は日本に比べて、非常にお粗末だ。
中国の富裕層が日本に魅力を感じる理由としては、医療事情があるといいます。
中国では、経済的に恵まれていても十分な医療が受けられないというのです。
それに中国の都市の物価高もあるようです。
日本は物価が安い上に、食や水の安全性なども含めて、トータルで見たコスパの高さが際立って高いとのことです。
中国では、農薬問題や家畜に与えるエサの安全性になどを含めて、食の安全性に不安を覚える人が少なくありません。
「日本は食事がおいしいというだけでなく、すべての面において便利で快適、町が小さくてコンパクト。たとえ言葉がわからなくても、公共交通機関の標識が親切なので、どこにでも1人で行くことができるし、治安もいい。同じ東洋人なので、親近感もあるし、自分が外国人という感じがしない。地方に行っても、どこにでもコンビニやトイレがあり、生活しやすい」
日本では、当たり前の生活が中国では、お金持ちであってもなかなか手に入らないとのこと。
だからたとえ欧米のような先進国で生活した経験があっても日本の良さが見直されてくるようです。
日本国内に住んでいると日本の悪い面が目立ちますが、海外から見ると日本は、桃源郷のような国に見えるんでしょうか。
かつては、日本へは、若い中国人が来ていましたが、この記事によれば、これからは、日本でリタイア生活を送りたいと考える中国の老人が増えることを予感させますね。