先月、以前通っていた大学のシニア向けのクラスのメンバーたちと会ったことがあります。
その時に一人のメンバーからそしがやが株式投資をしていることで株式投資のことを聞かれました。
「株式投資って怖くない?」というものです。
株式投資にはリスクがあるものですが、リスクを知った上で投資をすれば、怖いものではないと答えました。
そのときは、そしがやの説明がうまくなかったためか、その真意がどこまで伝わったかは、自信がありません。
そういうこともあり、株式投資未経験のそのメンバーに積極的には、株式投資を勧めることはしませんでした。
やはり60歳を超えて新しい投資をするというのは、何も知らないとリスクが大きいからです。
まだ仕事をしている若いうちは、投資で多少を失敗しても失ったものを仕事ができるので、まだまだ取り戻すことができます。
ただリタイアして年金だけが主な収入になると失敗するとなかなか挽回することができないのは確かだからです。
そんな中、このような「投資は怖くない」という記事を読みました。
この記事では、以下の3点から株式投資を推奨しています。
1. 株式投資はプラスサムゲーム
まず株式投資の特徴について触れています。
株式投資は、株価の上がり下がりを狙って短期売買を繰り返すとマイナスになることもありますが、長期的に保有することによって株価の成長(利益を得る)を期待できるものです。
これは、資本主義が発展する限りは続きます。
誰かが誰かの得点を奪ってマイナスの人が出るわけではなく、全員がプラス、勝つ可能性があるゲームです。
これって、株式投資の一番の特徴だと思います。
この点が誰かの損失が誰かの利益につながるゼロサムゲーム(FXや仲間内の賭け事など)や期待値では全員が損失となるマイナスサムゲーム(宝くじ、競馬、パチンコなど)と違う点です。
つまり投資家全員が利益を得ることが可能だということです。
2. キーワード「r >g」
・rは資本収益率、
・gは経済成長率を示し、
常に資本からの収益は経済成長からの利益を上回っていることを表しています。
これは、フランスの経済学者トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」で有名になったたキーワードです。
「r >g」というのは、資産運用によって得られる利益は、労働によって得られる賃金よりも大きいということです。
つまり労働だけでは、豊かにはなれず、資産運用することでより豊かになれるというものです。
3. 国も投資を推奨
「貯蓄から投資へ」をスローガンに、国も投資を認め、推奨しています。
国が推奨しているからこそNISAやiDeCoといった非課税制度が存在しているのです。
本来かかるはずの税金がかからない制度なので、どう考えても利用する方がお得な制度です。
投資は、国も推奨しているので、積極的に利用しようということです。
来年は、新NISAという現行制度よりももっと有利な制度ができますので、利用しない手はありません。
この記事では、以上にように株式投資が怖くない理由を3つ挙げています。
いずれも説得力のあるものです。
来月、大学のメンバーたちとまた会う予定ですがその時には、今回の記事の内容をふまえた上で「株式投資は怖くない」ということを、また聞かれたら、話そうかと思っています。
メンバーの年齢のこともあるので、聞かれなかったら、話さないし、積極的には、投資を勧めませんが、参考になればとは考えています。