リタイアしてからは、睡眠時間が増えました。
勤めているころは、7時間ほどでしたが、いまは8時間寝ています。
といっても毎回熟睡できているわけではなく、なかなか寝付けない夜もあるし、夜中に目が覚めてしまう時もあります。
そんな時は、朝起きた時の目覚めが悪くて、熟睡感がありません。
何とかしたいものだと思っていました。
そんな熟睡感を味わるためには、どうしたらいいのかと睡眠に関する本を読みました。
1 睡眠の5つの仕事
睡眠には、この本では、大事な5つの仕事があると述べています。
①脳を休ませて体をメンテナンスすること
眠らないと脳は休まりません。
特にノンレム睡眠という最初の90分の睡眠が大事です。
②自律神経・ホルモンバランスを整える
寝る時間を一定にするが重要です。
③記憶を整理して定着させる
繰り返しになりますが、最初の深いノンレム睡眠が重要です。
④免疫力を上げて抵抗力を高める
コロナなどの感染症予防には、免疫力が大切さだと述べています。
また睡眠時間が5時間未満の人は7時間に比べて発症率3倍という事実にも触れていま
す。
⑤脳の老廃物をしっかりとなくす
脳は身体全体の2%しかありませんが、消費エネルギーは身体全体の18%になります。
よく寝ることで老廃物をなくすことができます。
2 一番大切なのは最初の90分
そういうわけでノンレム睡眠が大事で、いわば睡眠のゴールデンタイムとも言うべき
ものです。
成長ホルモンは最初のノンレム睡眠で70〜80%が分泌されます。
2回目以降のノンレム睡眠は、1回目よりも深くなることはありません。
3 良い睡眠のための4つのポイント
①起きる時間と寝る時間を一定にすること。
休日にたくさん寝ても根本解決にはなりません。
②朝起きたら光を浴びる
光を浴びることで人間を活動モードにしてくれます。
③昼間にしっかり活動することで体内時計が正しく機能する
散歩などの適度な運動をすることです。
④体温の変化を活かす
体温が上がると覚醒し体温が下がると眠くなります。
この本では、特に入浴の大切さを強調しています。
寝る90分前に40°の風呂に15分入り、体温を下げておくことです。
それは、一端、風呂に入ることで、体温を上がりますが、その後下がるので、入眠
しやすくなるというのです。
良い睡眠のための4つのポイントを挙げていますが、これって、いろいろな本やテレビ番組でも紹介されているものもあります。
特に入浴時の温度や時間の重要なことは、改めて認識しました。
今後、実行していきたいですね。