そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

自殺の業界別1位は、公務員

 

公務員時代には、何人か自殺で亡くなる人がいました。

ただそういう場合は、その理由というのは、本人が亡くなっている以上、はっきりと分からない場合がほとんどで、推測するしかありません。

同僚との会話の中でも自殺で亡くなった人の話題は、何かタブーのようでした。

そんな公務員の自殺についての記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

 

厚生労働省から公表された『令和2年度人口動態職業・産業別統計の概況』。出生、死亡、死産、婚姻、離婚の人口動態事象と職業、産業との関連を明らかにしたものです。今回は「死亡」についてみていきます。

 

今回の記事は、2020年度の「日本人の死亡者」138万人を職業ごとに分析するというものです。

その中でも悪性新生物や心疾患のような疾病ごとの死亡率を産業別に見ていく部分が興味深いです。

 

もう1つ「自殺」についてもみていきます。男性で「自殺」による死亡の割合が最も高い産業は「公務*」で15.6%。一方で最も低いのは「不動産業、物品賃貸業」で2.4%。一方、女性で「自殺」による死亡の割合が最も高い産業も「公務」で15.6%。一方で最も低いのも「不動産業、物品賃貸業」で1.4%でした。

 

日本人の死因として、自殺を取り上げています。

第1位の「悪性新生物<腫瘍>」や第2位の「心疾患」には、登場しない公務員が自殺になると男女とも一躍トップになります。

かなり驚きですが、元公務員としては分かる気もします。

 

公務員といえば、安定・安心の職業として知られていますが、最近は「激務」が問題になっています。公務員すべてがというわけではありませんが、本府本省勤務では長時間労働が常態化し、特に繁忙期は“不夜城”と称されるほどで、過労死ラインを超えているのが3割という調査結果も。

 

昭和のころだと公務員は、安定していて、仕事もラクだというイメージがあったのですが、こういう自殺者が一番多い結果を見ると今では、一番ストレスが多い職業だということでしょうか。

 

窓口職場だと公務員相手だと何を言ってもいいと勘違いしているクレーマーを相手にしなくてはいけません。

大分メンタルをやられます。

また議会対応をしなくてはいけない職場だと庁内調整や資料作りに残業続きになります。

残業代は、予算に限りがあるので、予算を超えた場合は、いくら仕事をしてもサービス残業です。

 

公務員の場合、一般的に真面目で優秀な人ほど仕事をさせられるので、そういった人ほどストレスがかかります。
今思い出すと同じ職場だった同僚が管理職になってからは、うつ状態になり、降格したものの結局自殺してしまいました。

彼は、よく仕事のできる、生真面目なくらいの男性でした。

 

多分、今の状況からすると公務員のこういった労働環境は、続くでしょうから、自殺者が多い状況は、なくならないでしょうね。