そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「65~69歳男性」3人に2人が就業。たった10年で「働くのが普通」に

 

街を歩いていると高齢者が働いている姿をよく見かけます。

一番目に入るのは、道路工事現場の交通整理の人でしょうか。

明らかに60~70歳代と見える人が多いです。

ほかにもそのくらいの年代の人の働く姿を目にします。

そしがやは、アーリーリタイア系のブログの読者なので、早く仕事を辞めたい人が多いと思っていたのですが、世の中は必ずしもそうでもないということを思い知らされます。

そんな中、こんな記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

 

総務省が2022年9月18日に公表した「統計からみた我が国の高齢者 」によれば、高齢者人口は3627万人、総人口に占める割合は29.1%と過去最高になりました。

 

高齢者というのは、統計上は、65歳以上の人のことですが、29.1%というのは、かなりの割合です。

 

2021年の高齢者の就業者数は909万人と、こちらも過去最多となりました。

高齢就業者の増加を年齢別に見ると、2012年に団塊の世代が65歳になりはじめたため、2013年~2016年は65~69歳の高齢就業者が増加。

2017年以降は団塊の世代が70歳を超え、主に70歳以上で高齢就業者が増加しています。

 

高齢化に伴って就労者も増えています。

これは当然かもしれません。

日本は、移民を受け入れていないので、労働力不足は、高齢者か女性で賄うしかないのですから。

 

2021年に65~69歳全体の就業率は初めて50%を超え、70歳以上も18.1%と2割に近づきつつあります。

男女別で見ると、65~69歳の男性は60.4%、女性は40.9%が就業しており、特に男性は60歳代後半で働くのも「普通」といえる時代になりました。

2011年には65~69歳全体の就業率で36.2%、65~69歳男性で46.3%と、働く60歳代後半は一定数いるものの普通というほどではありませんでした。

たった10年間で高齢者の仕事の認識は大きく変化していることがわかります。

 

60歳代後半の男性3人に2人近くが就業しているという数字になっています。

この記事でも述べているのように10年前と比べて高齢者の就労率は上がり、高齢者の仕事への意識が変わったということが分かります。

 

こういう傾向は、今後も続くと思いますが、そしがや自身は、高齢になって働くかどうかは、個人の選択に任せるべきだと考えています。

最近のアーリーリタイアをしたい人が増えている現実もあるし、一方では、高齢になっても生きがいのため働き続けたいという人もいます。

また同じ高齢者でも経済的事情で働かざる人もいるでしょう。

そんな中、自分のライフスタイルに合った選択ができるように社会になってほしいです。

自分が老いたときにどうするかをしっかり見極めて、働かない選択をする場合は、しっかりと若いときから資産形成をすることが大事だと感じます。