60歳でリタイアする時には、テレビを見る時間が増えるだろうと考えていました。
ですが、意外とテレビの視聴時間は、増えていません。
見たいものを録画して見ることが多いのですが、それでも1日当たりにすると1時間くらいでしょうか。
録画しているのは、見るときにCMを飛ばせるからです。
本当にリアルタイムでは見なくなりました。
反面、インターネットに時間を費やすことが多くなりました。
夜は、自分の自由な時間になっていますが、部屋では、ほぼYouTubeが流れていることが多いです。
いくつか毎日楽しみにしているYouTuberのものがあり、それらを見ることが日課になっています。
そしがやもテレビを見なくなっているのですから、もっと若い世代は、顕著だろうと思っていましたが、やはり予想通りでした。
こんな記事を読みました。
NHK放送文化研究所は21日、「2020年 国民生活時間調査」の結果概要とデータをサイトで公開した。調査結果では、1日にテレビを視聴する人が国民全体で減少。特に16~19歳においては、1日にテレビを見る人が5割を下回り、約半分が「ほぼテレビを見ない」ことが分かった。
CM業界にとっては、ちょっと恐ろしい結果でしょう。
購買力の高い16~19歳においては、約半分が「ほぼテレビを見ない」のですから。
その割には、今のテレビ番組は、若者世代中心の番組構成なのは、ちょっと現実を把握していないような気もしますね。
国民全体で、1日にテレビを見る人の割合が減少。5年前の調査では85%だったが、2020年では79%に6ポイント下がった。年層別では、50代以下で減少。特に20代以下で前年比20ポイント前後と大幅に減少した。最も低かったのが16~19歳の47%。1日にテレビを見る人が47%と、5割を下回った。
詳細に触れていますが、テレビを見なくなったのは、全世代の傾向のようです。
それが特に16~19歳において際立っているということです。
この記事を読むとテレビは、オールドメディアだということがハッキリしたということでしょうか。
テレビ視聴が大きく減った若年層では、特にインターネット(SNSや動画含む)を利用する人が増加。16~19歳では、1日にインターネットを利用する人が8割にのぼった。また1日にインターネットを利用する時間量は、16~19歳・20代で2時間超。うち動画視聴に占める時間は1時間以上となった。
反面、インターネットが若年層では、増加していると述べています。
メディアの力関係が変わってきたということでしょう。
国民全体のメディア利用時間は、テレビが3時間1分と最も長いが、若年層ほどテレビ視聴が短く、インターネットの利用時間が長くなる傾向に。20代以下では、1日にテレビを視聴する時間よりもインターネットを利用する時間の方が多かった。
それでもテレビは、3時間1分も視聴されています。
1時間程度しかテレビを見ないそしがやは、少数派のようです。
そしがやの世代は、テレビっ子と言われ、テレビが長らくメディアの中心でしたが、時代は、動いているようです。
巷間で言われているようにテレビの内容が以前と比べて、そんなにつまらなくなったとは思いませんが、インターネットという強力なライバルが現れたので、競争に負けつつあるということでしょうか。
かつてのテレビっ子としては、テレビ業界の踏ん張りに期待したいという気持ちもあります。
まだまだ面白い番組は作れるはずです。