公務員生活をしてきて、60歳でのリタイアをずっと楽しみにしてきました。
ストレスフルな生活をしてきたのですから、当然でしょう。
リタイアした時には、やっと自由になれるとうれしく思ったものです。
ですが、正直言って一抹の不安がないわけでもなかったのも事実です。
例えば、リタイア生活の途中でお金が無くなったらどうしよう、することがなくなったらどうしよう、大病したらどうしようとかです。
ですが、そんな心配は、杞憂に終わっています。
お金についていえば、2021年は、かえって資産は増えました。
株高に助けられたこともあり、年金を受給してみると意外とお金は、残るものです。
することがない問題ですが、これは正直一番心配していました。
よく同僚からも「リタイアしたら、することがなくなるよ」と言われていたからです。
ですが、大学や大学院に通い始めたので、その授業の受講や予習復習で忙しく過ごしてきました。
することがなくて、暇を持て余すということはありません。
最後の健康問題ですが、これは、リタイアしようがしまいが、加齢とともに生ずる可能性の大きくなるものです。
今のところ健康ですが、病気になったら、それを素直に受け入れて、治療をしていくだけです。
リタイアとは関係ない問題だと考えています。
そんなわけで今のところリタイア生活を楽しんでいますが、リタイア前に予想外だったのは、あえて言えば、今回のコロナウイルスによるパンデミックでしょうか。
2011年の東日本大震災を経験しているので、これからいつかはまた大きな地震が起きるかもしれないとは思っていたのですが、このような感染症によるパンデミックは、予想だにしませんでした。
多分ほとんどの人も同様でしょう。
現在コロナ禍による日本の死者は、1万8千人ほどです。
東日本大震災の時の死者の約1万6千人を上回っています。
全世界では、500万人を超えていますから世界的にも大災害です。
そしがや自身について当てはめるとそれまで通学できていたものが、オンライン授業になりました。
まさか大学院の授業がネット経由でするとは夢にも思いませんでした。
ですが、実際にしてみると大学へ行かなくてもいいので、楽な面もありました。
ただ、教授や学友たちとの交友という面では、マイナス面もあったのも確かです。
こんなわけでここまでのところ、リタイア生活は、当初の予想とは違った部分もありました。
また今後のリタイア生活もまた何があるか分かりません。
今回のパンデミック以上のものが起きるかもしれません。
ですが、今回のコロナ渦も乗り越えつつあるように感じています。
100年以上前の1918年から20年にかけてのスペイン風邪では、全世界で5000万人から1億人が亡くなったと言われています。
日本でも約39万人が亡くなっています。
人口がまだ5500万人のころです。
それに比べれば、現代では科学の進歩により人類は、感染症によるダメージを受けつつも可能な限り被害を少なくできているような気がしています。
まあ、そんなわけでこれからも何が起きるか分かりませんが、楽観的な気持ちでリタイア生活を楽しみたいと考えています。