そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

デフレは何が問題か

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デフレと言われて、久しいです。

ここ30年近くずっとデフレが続いています。

そのせいか、日本は、物価も安いが賃金も低いままの国だと言われています。

 

そしがやは、リタイアしたのは、6年前ですが、その後は、主に年金で暮らしてきました。

実を言うとこのデフレは、歓迎すべきものです。

それは年金額が定額なので物価が低ければ、生活はラクだからです。

インフレだったら、こうは行きません。

年金額が毎月のように目減りしていくからです。

多くの年金生活者は、インフレよりこのデフレを歓迎していると思います。

これって当然ですね。

 

ですが、デフレが問題になるのは、実際に働いている若年者が賃金が上がらず、将来に希望が持てないからです。

そしがやが公務員として勤め始めた約40年前、初任給は、10万円に達していませんでした。

9万円台でした。

ですが、その後、毎年のように給料は上がり続け、10年ほどで初任給も20万円に達したと記憶しています。

毎月の給料表を見るのがうれしかったことを思い出します。

バブルのころです。

 

ですが、その後は、デフレになり、初任給は、ずっと20万円台のままでした。

多分、今もそんなに変わっていないでしょう。

 

日本全体でみると年金生活者にとっては、望ましいデフレも日本を担っていく実際に働いている若年層を考えるとマイナスです。

そういう状態が長年続くと、国力が衰え、結局、年金生活者の原資である年金額にも影響が及ぶでしょう。

デフレ化では、給料も上がらないため消費も低迷するので、新しいイノベーションが起きにくくなります。

デフレ前では、日本から革新的な新商品が続々と登場していました。

日本経済の発展に寄与しました。

ですが、このデフレ化では、日本が生み出した新商品はあまりないです。

アメリカ発のものが多いように感じます。

 

このデフレを打破するには、どうしたらいいのでしょうか。

もっと現役世代である若年層に予算を配分するしかなさそうですね。

予算は、限られているので、本来であれば、どこかを削減しなければなりませんが、それも政治的にはできないので、借金である国債ばかり増えているということでしょう。

 

民主主義国家である日本では、高齢者の比率は、増えているし、投票率も高いので、選挙のことを考えると政治家は、若年者よりも高齢者を予算配分としては重視せざるを得ません。

たぶん、そういうことでこのデフレが続いている面があるのかもしれませんね。