そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「定年後も働く人」を若手社員はどう見ている?

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定年でリタイアした理由のひとつに若い社員からの冷たい視線を浴びるだろうという考えたことがありました。

給料は下がるものの、それに見合った仕事をできるかどうか疑問に思っていたからです。

 

そしがやが若手だったころ、定年後も働く人は、それに見合った仕事をしているようにはとても思えないケースが多かったです。

年齢を重ねると仕事の能力が落ちることもあったでしょう。

あるいは、若いころに身に着けたノウハウが今の進んだ職場の中では、時代遅くれになってしまったということもあるかもしれません。

 

そんなわけでそしがやが若手だったころは、リタイア後も働く人へは、冷ややかな目で見ていました。

だから自分もそう見られるような気がしたこともリタイア後働かなかった理由の一つです。

そういった視点に触れた記事を読みました。

 

www.msn.com

 

公的年金の給付開始は65歳。60歳定年後の5年間は無年金、無収入です。そのためでしょうか、60歳定年後も多くの人が働いています。その姿は一緒に働く若年社員にどのように映っているのでしょう。

 

そしがやの同僚の7割くらいは、65歳まで働く道を選択しました。

この記事が指摘するように無年金、無収入に対応するためという経済的な理由が多かったと思います。

 

60歳代の再雇用で働く人の多くは、相対的に低い給与に強い不満を感じています。
一方、若年社員の30%程度は「シニア社員は給与をもらい過ぎている・評価され過ぎている」と感じています。シニア社員も若年社員もストレスを感じながら働いているわけです。

 

再雇用になると給与は下がるので、多くの同僚は、給与には、不満を持っていたことは確かです。

反面、若年社員もシニア社員の給与をもらい過ぎていると感じているとも述べています。

これって、そしがやが若手だったころに感じていたのと同じです。

 

若年社員には、シニア社員がどんな役割でどんな仕事をしているのかよくわからない(=仕事の不透明さ)のです。また職場で孤立しているよう(=疎外状況)にも映っています。このようなシニア社員の働き方への不満や不安が、若手社員の転職を誘発するのかもしれません。

 

そんな若年社員の不満の原因を分析しています。

仕事の不透明さと疎外状況を取り上げています。

仕事の不透明さでいうとそしがやの今まで経験した職場では、シニア職員は、比較的責任のない、単純作業が多かったです。

その点からすると透明さはあったと思いますが、難易度の高い仕事は、給与の安い若手職員がさせられていたので、その面での不満があったような気がします。

 

疎外状況についていえば、この記事の分析の通りでした。

かつては役職者だった人が、単純作業をしているケースもあったので、職場では、浮いた存在が多かったです。

 

若年社員のシニア社員に対する厳しい見方は、コミュニケーション不足や価値観の違いが一因と考えられます。

 

この記事では、上記のような分析をしています。

コミュニケーション不足については、あたっていると感じます。

年齢的なこともあるでしょうし、役職者だった今までの立場とは違って、普通の職員になるので、若手からすると普通にコミュニケーションができないということもあったでしょう。

無論、価値観の違いもありました。

 

対策の第一歩は、シニア社員が若年社員の価値観を理解し、共有することです。それには柔軟なコミュニケーション力や人間力が必要です。社外での活動を通じて磨くのも一手です。

 

最後には、こうまとめていますが、その通りですね。

シニアでもコミュニケーション力や人間力が高い人がいて、職場でも尊重されていた人もいました。

ですが、そういう人は、少数派でした。

多分、残念ながらシニアと若手がお互いに不満を持った状況は、これからもずっと続くような気はしますね。