そしがや自身は、現在借金はありません。
これまでの唯一の借金は、大学の時の奨学金ですが、卒業後、10年で返し終わりました。
両親も亡くなったときには、二人とも借金がなく、相続も無事に済みました。
ですが、親が亡くなったときに思わぬ借金が明らかになることもあるようです。
こんな記事を読みました。
亡くなってから借金の存在が判明し、残された家族が右往左往するケースは多い。都内在住の60代男性は、父親の死後1年以上経ってから、叔父からの電話で借金の存在を知らされたという。
「父は私のマイホーム資金のために、ポンと1000万円出してくれたのですが、実はそれは叔父から借りたものだったんです。叔父は私が知っているものと思っていたようで、“そろそろ返してもらえないか”と、借用書を手にバツが悪そうに切り出しました。知らなかったと伝えると、叔父もびっくりしていました」
亡くなった父親が息子に気前のいいところを見せようと借金をしてまでマイホーム資金を援助したというエピソードです。
そんな父親の気持ちがわからなくもないですが、自分が亡くなったときのことを考えなかったのでしょうか。
それにしてもその後は、どうなったんでしょうか。
どういう形で叔父に借金を返したのか、この記事では、触れていませんが、知りたいところです。
「父が亡くなってから3か月半が経った頃、金融業者から『父親の借金を返せ』と電話がありました。利子が積もり、500万円ほどに膨らみ、父の遺産額を上回っている。しかも『3か月以上経っているから相続放棄はできないよ』とすごまれて、思わず足が震えましたよ」
知り合いの弁護士に「借金を知り得なかったことが立証できれば、知ってから3か月以内なら相続放棄できる」と教えられ、なんとか事なきを得たという。
これは、栃木県在住の67歳男性のケースです。
親類からのものではなく、父の金融業者からの借金ですが、弁護士のアドバイスで事なきを得たというものです。
この記事では、ほかにもいくつか残された遺族が親や夫の残した借金で苦労する事例が紹介されています。
「生前、家族に借金の存在を知られたくなくて、隠しているケースは非常に多い。残された妻や子供にとっては本当に迷惑な話です。もちろん借金は生前に清算しておくのがベスト。」
最後は、当たり前の結論で終わっていますが、現在借金を抱えている人には、この記事は少しは教訓になりそうですね。
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