そしがやの場合は、40歳代から髪の毛が薄くなったことを自覚してきました。
現在は、60歳代ですが、年齢相当に薄毛になっています。
そんなせいか、街を歩くと男性の髪の毛が気になりますが、同世代とも思われる男性が自分より毛髪が豊かだとちょっとうらやましくなります。
一方で、欧米系の男性には、まだ20歳代か30歳代にしか見えないのに、かなり髪の毛が薄い人をよく見かけます。
人種的なものだと思っていましたが、最近は、アジア系の人にも薄毛が広がっているという記事を読みました。
アジア人は若く見られるとよく言われるが、薄毛の割合が少ないことも大きな要因となっているのかもしれない。男性に多い「男性型脱毛症」の人種別・国別の状況を調べた従来の調査において、とくに日本など東アジアで発症の割合と進行度が小さいことが判明している。
この記事によるとこれまでは、統計的にも日本人が含まれる東アジア人には、脱毛が少ないことがわかっているようです。
ところが、このような傾向に安穏としていられる時間もそう長くないのかもしれない。
日本についてはデータがないものの、同じ東アジアを構成する中国と韓国では、30代を中心に急速に薄毛化が進行しているとの報告が出はじめている。
日本のデータはないものの中国や韓国での薄毛化が進行しているとのことです。
CNNは中国で5万人を対象に行われた調査結果に触れ、「この国の30代の人々は他のどのグループよりも急速に頭髪を失っている」「中国国営メディアによると、調査参加者のうち、1990年以降に生まれた人々のほぼ3分の1が薄毛を申告した」と報じている。
また中国では、「前世代よりも20年早く頭髪を失っている」というかなりショッキングな報告もありました。
現在の中国は、日本以上にストレスフルな社会なのかもしれませんね。
原因としてCNNは、ストレスや貧相な食習慣、睡眠不足などを挙げている。ある皮膚科医は、極端なダイエット志向が招く粗末な食事も抜け毛の原因になると指摘する。これらは日本における薄毛率の変化を直接示すものではないが、同様の要因が国内にもまん延している現状を念頭に置くならば、日本でも近い状況が将来顕在化する可能性はありそうだ。
日本もストレス社会なので、同様の現象が顕在化するのは、間違いなさそうです。
そんな中、アジアは、毛量をかなり気にする社会だとこの記事では、述べています。
BBCは、場合によっては髪がない方がプラスの印象さえ与えると紹介している。米バリー大学の心理学者が行った実験では、毛量を増やすウィッグと薄毛を再現したウィッグとを作成し、それぞれを6名の人物に装着して他の人々に評価してもらった。すると、同じ顔でも薄毛の状態の方が、知性、影響力、教養、社会的ステータス、正直さ、温厚さなど、幅広い項目で良い印象を得られたという。
欧米の社会は、東アジアほど毛量を重視する社会ではないようです。
薄毛には、逆にプラスの印象さえあるとも紹介しています。
これって、にわかには、信じられないですね。
CNNは、これまで薄毛が少なかったアジアではなおのこと、禿げることについて「ネガディブで恥ずべきもの」というイメージがあったと紹介している。アジアでも薄毛が拡大するにつれ、髪の状態に関する価値観もまた、長い時間をかけて変わってゆくのかもしれない。
最後には、こう結論付けています。
薄毛の人が増えれば、価値観は、変わらざるを得ないのは確かでしょう。
とはいえ、日本で毛量の豊かさに対する価値観が変わるのは、欧米のように簡単ではないような気がしますね。
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