そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

あの頃に戻りたいと思ったことはない

よく楽しかったあの頃に戻りたいとかいう人がいます。

その場合のあの頃というのは、学生時代のことだったり、若くてまだ元気だったころのことが多いようです。

今は、仕事で忙しいし、辛いことが多いから、若くて、元気でノーテンキに過ごせたその時代がよく見えるのでしょう。

 

そしがや自身もそう思う時がありました。

勤めているころです。

学生時代の自由なころの空想をしていました。

ですが、よく考えてみると学生時代も若い世代に特有の悩みがありました。

勉強しなくてはいけないというプレッシャーもあったし、学生同士の人間関係になじめない自分がいたのも確かです。

 

リタイアした今は、もう昔に戻りたいと考えることはありません。

体力が落ちてきたのは、間違いありませんが、その分、無理をすることはありません。

いろいろな人間関係に悩むことも少なくなりました。

今の仕事をせずに自分の時間を自由に過ごせる生活が一番です。

それに以前は、感じることのなかったものに感動することができるようになりました。

 

午後は、近くの川沿いの遊歩道を毎日散歩していますが、この頃は、毎日春の兆しを感じています。

遊歩道沿いには、桜の木があるのですが、木によっては、1分から2分くらい咲いているものもあります。

あと1週間くらいで満開になりそうです。

こういったことも勤めていたころは、散歩をする余裕もなかったので、ほとんど気が付きませんでした。

 

また、数日前には、かなり大きなサギが桜の木にとまっていて、びっくりしました。

川でエサを捕っているサギの姿はよく見かけるのですが、桜の木に止まっているのを見たのは、初めてでした。

タブレットを持っていたので、写真を撮ろうと思って、バッグから出そうとしていたら、気づかれたしまったのか、そのサギは飛んで行ってしまい、写真は撮れませんでした。

 

遊歩道の散歩には、毎日発見があります。

これって、リタイアしたからこそできることでしょう。
そしがやがあの頃に戻りたいと思わないのは、リタイアした現状に満足しているせいにちがいありません。

長く勤めてきて、やっと勝ち得たものだし、どうせ人生なんて、やり直しできないのだから、それだったら、今を楽しもうということにでしょうね。