昨年、アマゾンのFIREHD8というタブレットを買ってから電子書籍を読むようになりました。
購入当初は、物珍しさもあってか、頻繁にタブレットの画面を開いていたのですが、この頃は、紙の本の方をまたよく読むようになっています。
タブレットを買った大きな理由としては、本が場所を取ってしまうということがありました。
狭いマンションに住んでいるので、そんなに本のためだけにスペースをとれないのです。
ただ、電子書籍に対する抵抗感があったので、タブレット購入を躊躇していたのですが、思い切って買ってみたというわけです。
そんな電子書籍ですが、せっかく買ったのに読まなくなった理由を考えてみると、タブレットだと紙の本に比べると集中して本を読めないというのが大きいです。
長年の紙の本の読書に慣れてしまってきたせいもあるかもしれません。
あるいは、紙の本に比べて、自分の好きなページを勝手に開けないということのように、まだタブレットの操作に慣れていないということもあるでしょう。
そんな電子書籍から紙媒体に戻ってきてしまったという記事を読みました。
オンライン会議、ハンコレスなど、近年デジタルシフトが一気に進んでいる。紙媒体から電子媒体への流れもその一つだろう。インプレス総合研究所による「電子書籍ビジネス調査報告書2020」によると、2019年度の電子出版全体の市場規模は3750億円(対前年比120%)と推計されている。
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この記事によると電子書籍の市場規模は、確実に増加しているようです。
確かにアマゾンで書籍を探していると電子書籍版しかない本も増えてきているように感じます。
「今やサブスクでたくさんの本を読むことができますが、一冊一冊の満足度があまり高くないんですよね。紙だと、買った時の自分の状況なんかも合わせて覚えているのに、電子書籍だと、『なんでこんな本買ったんだっけ?』というようなものも……。昔は本屋さんで表紙買いみたいなこともしていて、“運命の一冊”との出会いを楽しんでいました。コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、紙の本のぬくもりを感じながら読書をしたいという気持ちに駆られています」「Cさん」
この記事では、電子書籍を読むようになったものの、また紙の本に戻ってきた人の体験がいくつか紹介されています。
この「一冊一冊の満足度があまり高くない」という40代の男性会社員・Cさんのコメントは、まさにそしがやが電子書籍を読んで感じた気持ちを代弁しています。
紙の本の時は、印象に残ったのに電子書籍だとほとんど記憶に残らないのです。
単に電子書籍に慣れていないのか、加齢によって記憶力が落ちてきたのか。
どちらか分かりませんが、これからはまた紙の本を多く読むような気がしています。
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