ここしばらく、午後は、天気がいい限りは、散歩をしています。
ルートは、毎日変えていますが、最寄りの駅前を通ることが多いです。
だいたい午後の2時か3時ころです。
この1か月ほど、駅前でメガホンを使って、がなっている女性が気になっています。
年齢は、30歳代後半でしょうか。
行くたびにいつもいるのです。
最近は、こういう形で自己表現をしている人は、珍しいです。
昭和40年代後半から50年代にかけての、そしがやが20歳代のころは、大きな駅前には、自分の意見をメガホンを使って、主張する人をよく見かけました。
政治的なものが多かったです。
ですが、この頃は、すっかり見かけなくなりました。
そんな駅前ですが、すぐに通り過ぎてしまうので、今までは何を言っているのかは、わかりませんでしたが、誰かに対して怒っているのは確かな様子でした。
それで昨日は、しばらく立ち止まって、その女性の言っていることを聞いてみました。
その内容はと言うと、政府が有害なワクチンを国民に打たせようとしているから注意しろ、打ったらみんな死ぬよ、というものです。
みんな国に騙されているというのです。
ワクチンというのは、コロナウイルスのためのワクチンのことでしょう。
こういう意見は、週刊誌やネットでも見かけるものです。
ただ、その女性の熱意とは異なって、通りかかる通行人で彼女の演説を聞いている人は、誰もいません。
選挙の時になると立候補者が演説をしているときいている聴衆が必ず何人かはいるものですが、彼女に関しては、通行人は、無関心です。
がなり立てる彼女がうるさいという表情が見える人もいます。
正直言って、そしがやにとっても騒音にしかすぎませんでした。
日本は、言論の自由な社会ですから、何を言うのも自由ですが、彼女の毎日の演説は、彼女の意図とは、異なって、通行人には、響いていないようです。
それだけのエネルギーがあるのなら、別の形で自分の意見を表現した方がよさそうです。
今は、ネット社会です。多様なSNSがあります。
日々、いろいろなのネット情報を読んでいますが、ワクチンの危険性に触れたものもあります。
彼女もSNSは、利用しているのかもしれませんが、毎日、駅前でのムダな演説をするよりは、そういった活動に集中したほうがいいですね。
正直、通行人にとっては、うるさくて迷惑です。
いま流行っている歌でいえば、「うっせえ、うっせえ」と言いたくなります。
今日も駅前は、通ると思いますが、その女性は、相変わらず、演説をしているでしょうね。