今週で今年の大学院の授業は、終わります。
来年1月の第2週から3週にかけて1週間授業が予定されていますが、休講にする教授がほとんどです。
ですから、今学期の授業も今週で終了ということになります。
そしがやが今年、受講した授業は、すべて、オンラインでのものになりました。
オンライン授業は、メリット、デメリットがありますが、メディアによると大学生や院生に休退学が増えているという記事をよく見かけます。
ネット上でもこんな記事を読みました。
朝日新聞の記事です。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、10月までに大学・大学院を退学したり休学したりした学生が少なくとも計5238人いることが18日、文部科学省の調査で分かった。文科省は感染拡大で経済が冷え込めばさらに増えかねないとして、学生らへの支援を拡充させる。
この記事によると10月までの休退学者が5238人いるというものです。
そしがやの通っている大学院では、知っている範囲では、コロナが原因の退学者や休学者はいませんが、学部の1年生だったりすると多分いるような気がしますね。
オンラインでの授業しかなかったりすると学内に入ることもなく、サークルに入ることもなく、友達もできず、一日中部屋にこもっての受講となります。
そうすると入学前に抱いていたイメージとは違って、孤独で何のために大学に入ったのか、わからなくなる学生も出てくるでしょう。
そしがやが学部に入学した学生運動の激しかった70年代だったら、施設利用費や学費減額の運動が当然、発生していたにちがいありません。
ですが、今は、時代が違うのか、そういう運動があるようですが、コロナ渦で学内に出入りが自由ではないということもあってか、通っている大学に関して言えば、あまり激しい動きはないようです。
来年度もどうなるか、わかりません。
もしこのままコロナ渦によるオンライン授業が継続されると今年入った1年生は、2年間、孤独なまま学生生活を送ることになります。
これは、かなり辛いことですね。
勉学のモティベーションを維持するのは、結構、大変です。
そうならないことを願っています。
最後にこの記事でちょっとわからないことがありました。
一方、全体の中退者は2万5008人、休学は6万3460人で、昨年の同時期と比べると、ともに6833人、6865人減っていた。
上記の部分です。
これだけ読むと休退学者は、逆に減っているということです。
前段の「休退学が5千人超えた」という部分と矛盾します。
コロナ渦による休退学者は、増えたが、全体としての休退学者は減ったということでしょうか。
そうだとすれば、全体の休退学者が減った理由の分析がないのは、片手落ちでしょう。
「休退学が5千人超えた」だけを強調するのは、読者をひきつけるために煽っているだけの印象が残ります。
コロナ渦における休退学という、学生にとっては切実な問題を取り上げているのに、ちょっと残念でした。
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