そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

貧困化する日本人を尻目に我が世の春を謳歌するタイ富裕層の真実

コロナ禍の前に都庁の展望台で外国人へのガイドをボランティアでしているころには、いろいろな国の人を案内しました。

中国人が一番、多かったのですが、アジアからの旅行者も結構いました。

何組かのタイからの人とも話したこともありました。

みなさん、東京だけでなく、京都などの関西での旅行も楽しんできた様子でした。

自国でも豊かな暮らしをしている感じでした。

現在は、そのボランティアもコロナによって、中止になって、できないのが、残念です。

 

そんなタイですが、ひところは、そしがやが海外でのリタイア生活を夢見ていたころには、有力な候補の一つとして検討していました。

ただ、今は、物価が上がり、日本人にとっては、かつてほどの魅力はないようです。

そのようなタイでは、富裕層が増えているという記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

◇「タイ人富裕層のほうが日本人より良い物を食べている」

「日本に行けなくなった富裕層が押し寄せ、店は大盛況だ」

「平均は1人2万円相当のおまかせコース。1人5万円相当のコースを注文する客も珍しくない」

こう語るのは、タイの首都バンコクにある高級和食店の店主だ。

 

タイの富裕層が和食の店に押し寄せているというものです。

ちょっとこれは、びっくりですね。

外国の和食の店というと現地に住む日本人が行くものという認識でしたが、もう現在の状況は、かなり変わってきたようです。

 

その暮らしぶりは、タイに駐在する日本人の生活と比較しても華やかに映る。

前出の店主は、店の顧客の8割をタイ人が占めるとした上で、次のように打ち明ける。

「日本人客からは『最安値のコースからさらに値引けないか』と聞かれることもある。もはやタイ人富裕層の方がよほど気前が良く、一般的な日本人よりも良い物を食べている」

 

タイ人富裕層が店の客の8割を占めるようになって、反面、日本人は、値引きを求める客もいたりして、タイ人の気前の良さが目立つという内容です。

こういう記事を読むとかつての豊かな日本人のイメージは、ないようです。
ただこの記事の後半では、タイの所得格差が日本以上に広がっているというタイ社会の抱えている問題について触れています。

 

スイスの金融大手クレディ・スイスの2019年の推計によれば、タイでは上位1%の富裕層が持つ富が全体の約50%を占めた。

 

富の50%を上位1%が所有しているという、とんでもない格差社会があるというのです。

 

中国の富裕層向け雑誌などを発行している「胡潤百富(Hurun Report)」が2月に発表した報告書によると、タイ人の資産10億米ドル以上の富豪の数は57人で、世界で9番目に多かった。

アジアでは中国(1位、799人)、インド(3位、137人)に次ぐ規模で、日本の44人(11位)を上回ったほどだ。

 

資産10億米ドル以上の富豪の数も日本よりも多いとの報告もあります。

こういうこの記事の後半の内容を読むとこのネット記事のタイトルが最初に与えた印象とは異なって、日本は、まだましなのかな、という気にさせられます。

それにしても豊かになっていく国というのは、タイに限らず、中国などの例を見ても、所得格差がひどくなるという傾向があるのは、確かなようです。

みなが平等に豊かになっていく国というのは、ないんでしょうか。

 

関連記事

 

sosigayax.hatenablog.com

sosigayax.hatenablog.com