テレビを見ていたら、年末ジャンボの宝くじを買うために前夜から並んでいる人たちのニュースが放送されていました。
そこは、よく当たるので有名な場所で例年多くの人が並ぶ場所のようです。
そしがやは、宝くじを買ったこともないし、買う人たちをずっと批判的に見てきました。
それは、運営をしている地方自治体が最初に50%を取ってしまう制度で儲かるはずがないと思っているからです。
確率的に見れば、割が合うものではありません。
ですが、そんな宝くじですが、買ってしまう人の心理についての記事を読みました。
人はなぜ「宝くじは当たる」という間違えた信念を持つのか。データサイエンティストの松本健太郎氏は「人間は確率に弱い生き物だ。運や思い込みを優先させ、確率を無視した直観的な行動をしてしまう。だから『買い続けていれば、いつか当たる』と考えてしまう」という――。
この記事では、確率を無視した直感的な行動をする人間心理に焦点を当てています。
筆者もたまにスクラッチを購入します。買うのは決まって「わんにゃんスクラッチ」です。犬の散歩道の帰りに2000円ほど購入して、当たると良いなぁ、当たったら美味しい晩御飯を食べたいなぁなんて考えながらスクラッチを削ります。ほとんど外れで、良くて6等200円がせいぜいですので、たいていは購入資金の2000円をパーにしています。
筆者は、よくスクラッチを購入するといいます。
ですが、ほとんど場合は、購入資金の2000円をムダにしてしまいます。
こういう行動に対しては、「お金をドブに捨てているのと同じ」と批判をよく受けるといいます。
そしがやも同じ批判をしてきました。
なぜかといえば、当たりが出るか外れが出るか、削る瞬間のあのドキドキ・ワクワク感を味わうためにスクラッチを購入しているからです。
筆者は、まずほとんど当たらないことをよくわかったうえで、ドキドク・ワクワク感を味わいたいがために毎回スクラッチを購入しているそうです。
確かにこの興奮というのは、宝くじを含めたギャンブルをやる人には、特有のものなんでしょうね。
筆者の場合は、毎回2000円でその気持ちが味わえるのですから、コスト的には、安いと述べています。
これは、一面の真理でしょう。
この記事では、年末ジャンボにも触れています。
これもスクラッチと同じです。
ただ金額が大きいだけです。
たぶん、寒い中、宝くじ売り場で徹夜をする人は、同じようなドキドキ・ワクワク感を味わいたいのでしょうね。
前日から売り場に並ぶというのは、買わない人から見るとバカらしい行動のように見えますが、購入者にとっては、ワクワク・ドキドキ感を増す麻薬的な作用があるのかもしれません。
筆者は、この記事では、確率だけでは、説明できない年末ジャンボを購入する人たちなどの人間心理について詳細に説明しています。
確率論などの例を挙げていて、説得力があります。
確率の無視が人間の本質だ
最後にこう結論付けています。
だからそういう人間心理もわかったうえで行動することが大切だとしています。
とはいえ、あまりワクワク・ドキドキ感を味わうことを重視すると痛い目にあるということも指摘しています。
この記事を読んで、そしがやは、宝くじを買わない選択をしてきたことは、やはり間違っていなかったと再認識しましたね。
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