そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

定年後ボランティアの現実

リタイアした時に始めたことにボランティアがあります。

東京都観光ボランティアというもので、月に1回程度、都庁の展望台で来庁する外国人に対して、ガイドをするというものです。

その前は、新宿駅でのガイドをしていました。

ただ、今は、コロナウイルスの影響でこのボランティア活動は、中止になっています。

このボランテイアは、回数も月に1度程度で、外国人と話すのも楽しいので、まったく大変さはありませんでした。

ですが、ボランティアもかなり負担になって、あとで後悔するものもあるようです。

 

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「どうせ生涯現役を目指すなら、定年後は社会貢献できるボランティア活動に携わりたい」――そう考える人が増えている。社会との繋がりを持ち、やりがい・生きがいを得ることは健康面や精神衛生上も望ましい。その意味でボランティア活動は、比較的、生活に余裕のある人にとっての“理想の老後”にも思える。

 

こういう理想を持ってボランティアを始める人が多いようです。

そしがやもそうでした。

 

「私はある程度の蓄えもあったので、65歳の定年を機に地元町会でボランティア活動を始めました。内容は祭りの手伝いや町のパトロール、清掃など多岐にわたりましたが、同世代の友達も増えて充実感があった。

 

これは、都内の町会役員を務める男性(71)のコメントです。

充実感が増えるものの一方では、デメリットもあるようです。

 

ただ、台風など災害時には避難所の設置に駆り出されるし、町会の運動会に孫と一緒に参加したくても、準備や運営に追われそれどころではない。町会費の集金で家庭訪問すると、イヤミを言われることもある。町会は付き合いも多く、のんびりできる時間がなくなってしまった」

 

それになり手が少ないので、辞めたくても辞められないとも言います。

ちょっと辛いですね。

 

「10年ほど前から保護司をしているが、正直、精神的にも体力的にも限界に近付いてきたと感じています。仮出所や保護観察中の対象者の面談は、基本的に彼らの都合に合わせ土日が多い。保護司の自宅で行なわれることもあるが、目を離した隙に金品を盗まれたという仲間もいた。対象者が事件を起こすと昼夜を問わず警察に呼び出されるし、一体、誰のために身を犠牲にしているのか……と空しく感じてしまうことがあります」

 

これは、保護司の男性(68)のコメントですが、表情は、暗いようです。

 

「妻は“担当した少年たちが何かと頼ってくるのではないか”と常に不安を感じているようです。罪を犯した人の更生を手伝いたいと、妻や子供の猛反対を押し切って始めたものの、今では後悔しています」(前出・保護司)

 

対象者の少年が担当保護司を逆恨みし、自宅に放火、全焼させるケースもあった、とのこと。

妻が不安を感じるのは、わかります。
こういう事例を見るとあまりにも自己犠牲を伴い、ボランティアだけに任せるのは、どうかな、とちょっと疑問も感じますね。

 

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