50歳ころの自分を思い出すと責任が重くなり、仕事に一番疲れていたころだったような気がします。
ただ、仕事を辞めるということは、想像もしていませんでした。
退職したいと思い始めたのは、55歳くらいからです。
当時は、リタイアという言葉も知りませんでした。
もし、いま50歳だったら、辞めるという選択肢を選んでいたかもしれません。
そんな50歳を目前の49歳でリタイアを考えている男性の記事を読みました。
【相談者の悩み】
50歳を機に、リタイアもしくはセミリタイアを考えております。現在の資産でリタイアはできますか?
精神的にも体力的にもかなり疲れてしまいました。会社に行くのに本当に疲れてしまいました。今は最近転職した仕事の関係で関東の賃貸に住んでいますが、関西にマンションを保有しています(ローン完済、築25年)。
転職前にセミリタイアをしようと半年ほど無職を体験し、生活費は年間換算で180万円程度で、不満なく暮らせていました。もう少し削れると感じていました。節約生活はいろいろ学びもあり、自炊を始め、体調も安定していました。
転職したのは、コロナの影響で景気が悪くなり、資産が心許ないかと思ってのことでした。が、やはり一度消えかけた仕事への情熱が戻ることはなく、それだけでなく、慣れない業務内容に心身ともに疲れきりました。車は年内で売却します。
(後略)
転職したものの仕事に疲れ、リタイアを考えているというものです。
日本語教師の資格を持ち、月に5万円から10万円程度の収入を得たいとのこと。
それに株式の配当が年間約30万ほどあります。
年金は、65歳から支給の場合、約15万ほどになるようです。
現在の資産は、貯金と投資を合わせて、5000万円ほどです。
フィナンシャルプランナー(以下FP)は、50歳から年金の出る65歳までの収支と65歳から日本人の男性の平均寿命である80歳までの同じく収支をシュミレーションしています。
資産上は、何とかなりそうだとの結論です。
資産の5000万円の存在が大きいです。
完全にリタイアするのではなく、セミリタイアという選択肢であれば、ざっくりとした試算ではありますが、実現可能性は高いと思います。
現在、それなりに資産があること、持ち家があることも有利に働いていると思いますが、事前にリタイアした場合の生活を想定して、どれくらいの生活費で暮らせるのか、具体的にシミュレーションができていたのもよかったと思います。
最終的な結論としては、FPは完全なリタイアではなく、セミリタイアを勧めています。
日本語教師としての収入や投資による資産増も見込むとセミリタイアのほうがより実現可能性が高いとしています。
この記事を読んだそしがやの感想は、50歳というまだ若い年齢を考慮にいれるとFPと同じ意見です。
日本語教師をしながら、月5~10万円程度の収入を得るというセミリタイア生活がよさそうです。
ひとつ懸念材料をあげると現在のコロナ渦の中、外国人の入国が制限されている中、日本語教師にどれだけの需要があるかということです。
ただ現在の相談者のストレスを考えると、もし日本語教師ができなくても資産がそれなりにあるので、リタイアしたいという気持ちを尊重したほうがいいですね。
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