公務員だったので、公務員がらみの記事は読むようにしています。
マネープランクリニックに公務員からの相談が載っていました。
相談内容
即リタイアを想定した場合、資産構成は組み替える必要があるでしょうか。リスク資産を減らさなければならないとすれば、どの程度でしょうか。リスク資産からの配当等で今日に至るまで相当メリット(年間200万以上の不労所得)を得てきました。リタイア後のアルバイトなどの労働所得は考えていません。生活費は1カ月15万~20万円を想定しています。最近、地方にリタイア後に住むマンションを購入しました。
相談者のシングルデラックス(仮名)さんは、独身の47歳の公務員です。
年金生活の両親と住んでいますが、リタイアを考えています。
1億3千万ほどの資産があります。
内容を見ると株式が多いので、株式投資等でここまで増やしたのだと思います。
シングルデラックスさんは、もともと集団行動が苦手でした。
それで勤め始めたころからリタイアを考えていたとのこと。
そのためか蓄財、投資に励みました。
その結果には、満足していないようですが、この年齢で1億円以上の資産があるというのは、見事です。
そしがやは、1億円を目指していましたが、結局、実現できませんでした。
今回は、そんな投資によって達成した資産の構成についてフィナンシャルプランナー(以降FP)へ相談しました。
アドバイス1:今後の収入だけで老後資金を確保
アドバイス2:それでも資産配分は1対1に
アドバイス3:繰上返済で固定支出を減らす
FPからのアドバイスは、以上の3点です。
シングルデラックスさんが一番気にしている資産構成にかんしては、FPは、アドバイス2で答えています。
では、今の資産状況について今後も手を付けなくていいかといえば、やはりある程度、リスク資産は減らしておく方が賢明だと思います。
そしがやも相談者の資産状況を見て、ちょっと気になったのは、リスク資産が多いことです。
まだ47歳と若いので、今現在は、これでもいいでしょうが、年齢を重ねるにしたがって、リスク資産を減らすというFPのアドバイスは、もっともだと思います。
理想としては、貯蓄と投資の資産配分は1対1。65歳をめどに徐々に投資商品を現金化していく。
1対1が理想だとFPは、述べていますが、資産総額が多いので、65歳の段階では、貯蓄と資産の割合は、1対2くらいでもいいような気がします。
これまで長年、安定した運用で不労所得を得てきたのですから、売却のタイミング等も熟知していると思います。ご自身の判断で効率よく、リスク資産を減らしてみてください。
それでも6000万円程度、投資商品が残ります。老後の楽しみとして運用する(=リスクを取る)には十分な額ではないでしょうか。
リタイアしてしまうと仕事がなくなってしまうので、老後の楽しみも重要です。
このFPの指摘も説得力をもちますね。
この相談を読むとここまで資産運用に成功して、うらやましい限りです。
リタイア後の生活を取材した記事も読んでみたいですね。
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