そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

山奥ニート

中田敦彦のユーチューブ大学は、いつも見ていますが、今回は、2回にわたって、「山奥ニート」がテーマでした。

和歌山県田辺市の最寄り駅から、バスで約1時間半の場所にある限界集落に住む石井あらたさんが書いた『「山奥ニート」やってます。』という本を取り上げたものです。

 


【山奥ニート①】なるべく働かずに楽して生きていく(Mountain NEETs)

 


【山奥ニート②】実は時代の最先端を走る生き方(Mountain NEETs)


この石井あたらさんは、すでにいろいろなメディアで紹介されていて、そしがやもテレビで見たような記憶がありますが、もうすっかり忘れていました。

ですが、ユーチューブ大学で視聴して、改めて詳しく知ったというところです。

 

 

石井さんは、名古屋市出身で、浪人、大学での留年・中退を経て、ひきこもりになりました。

直接の原因は、教育実習で受けたパワハラが原因だそうです。

2014年、友人に誘われて和歌山県の山奥に移住して、NPOの支援を受ける予定でしたが、3日後に代表が亡くなったため、急きょ理事になります。

以後、ネットを通じて集まった男女と共同生活を送っています。

山奥での暮らしぶりを『「山奥ニート」やってます。』(光文社)にまとめました。

2017年には、猟師見習いをしていた女性と知り合って結婚しています。

その後は、山奥と奥さんの住む街とを行ったり来たりの二拠点生活をしています。

 

そんな限界集落での暮らしですが、家賃がタダの元小学校の建物に住んで、一人当たり1万8千円を負担して、15人ほどで暮らしています。

20歳半ばが一番多いようです。

もともとの住民は、お年寄りが5人ほどとのこと。

食事は、順番に当番で作ります。

収入はというと農家の収穫の手伝いやキャンプ場や旅館の掃除をして稼いでいるとのことです。

 

そしがやの最初に感じたのは、これほどの集団で住んでいるので、ほかのメンバーとの関係が難しそうだということです。

都会に住んでいるとほかの人からとやかく言われることは、ほとんどありませんが、15人ほどの集団だとみな顔見知りなので、おせっかいな人がいるとちょっと嫌だな、という感想を持ちました。

中田敦彦の説明だとそれぞれ好きなことをしていると紹介されていました。

ネットで映画を見たり、散歩したり、畑を耕したりとかです。

そんなに他人に関わらない印象ですが、こればかりは、実際に行ってみないとわからない点でしょうね。

 

あとこの本の著者の石井さんについて言えば、もうここまでこのNPOをうまく運営しているということからするともうすでにニートではないですね。

あえて言えば、セミリタイアという言葉がぴったりです。

ユーチューブ大学でここまで紹介されたので、またメディアへの露出が増えそうです。

この土地に住みたいとの希望者が出てきそうですが、今は、コロナのこともあって、新規の受け入れは中止しているとのことです。

 

ニートというよりは、セミリタイアの一つの形のように思えましたが、都会だけでなく、こういった限界集落でのセミリタイアのあり方があるのを知っただけでも、このユーチューブを見た価値がありましたね。

 

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