今は、夏休み期間中ですが、時々大学へ行っています。
図書館に寄るためです。
そんな時に、いつも通る駅からの道にある小さな公園で50歳くらいのホームレスの男性をよく見かけます。
1年ほど前からこの公園で過ごしているようです。
今回は、コロナ禍で職を失い、住むところまでなくしてしまった男性の記事を読みました。
8月に入り暑さ極まる頃、菱田正男さん(仮名・53歳)は家を失った。
「今は新宿区のいくつかの公園で生活しています。体臭もキツいでしょうし、親子連れの目に触れたら申し訳ないので、一夜を明かす公園は毎晩替えていますね」
この暑い中、公園で一夜を過ごすのは、大変だと想像します。
約30年前、学費が払えず医療系の専門学校を中退した菱田さんは、当時アルバイトをしていた飲食店にそのまま社員として就職。だが、この会社が相当なブラック職場だったという。
「なぜか役員の思想が強くて、毎朝、社訓の代わりに高い声で祝詞を読まされました。24時間労働も当たり前。自殺者が出たりと、闇が深くて、転職を決意しました」
菱田さんは、最初からつまづいてしまいます。
そのあとも転職を繰り返します。
漫画喫茶のバイトでは、エリアマネジャーにまで上り詰めましたが、激務のために体を壊し、仕事も社員寮も失ってしまいました。
次は、「面接なしで即決、寮完備」を謳う派遣会社に入社することにしました。
「福島での除染作業、食品工場のラインなどなんでもやりました。北海道でホタテの殻むきをしたときは、地元のおばさんや外国人労働者にバカにされて辛かったです」
月20万円の給料のうち、寮費や保険などの雑費が抜かれて、手元に残るのはわずか9万円程度でした。
それでも何とか耐えていたが、今年の3月末、広島市内の派遣先で突然、解雇と退寮を言い渡されました。
あの後は、寮つきの工場に就職が決まりましたが、コロナ禍での人員削減を理由に、突如採用をしばらく見合わせると連絡が入ってしまいました。
結局、路上で暮らすことになります。
この取材時の所持金は1085円だけとのこと。
「このお金が尽きる前に、日雇いで働くか、NPOや役所に相談しようと思います」
今は、こんな決意をしています。
どこでボタンの掛け違いが起きてしまったのでしょうか。
この記事からするとまじめな男性のようです。
公務員をしていたそしがやのアドバイスとしては、役所に相談して、とりあえず、生活保護を受けて、住宅を確保することでしょう。
その後で仕事を探してみることだと思います。
53歳ですが、まだやり直しがきく年齢です。
しばらく経った時点での菱田さんがどうなっているかの取材もしてほしいですね。
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