そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

年収800万円男性と結婚した"セレブ妻"が築40年木造アパート暮らしに転落した顚末

女性にとって、それなりに収入がある男性と結婚して、専業主婦になるというのが、ひとつの理想だった時代がありました。

ですが、そんな生活も落とし穴があるのも確かで、こんな記事を読みました。

 

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単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」というデータがある(国立社会保障・人口問題研究所調べ)。貧困女性といえば非正規雇用者やシングルマザーなど複雑な事情を抱えているケースが多かったが、千葉県に住む木村晶さん(仮名・46歳)は安泰と思われている専業主婦からある日、一気に転落した。

 

安泰と思われた専業主婦から一気に転落したケースです。

 

「発端は、都内の中堅家電メーカーに勤めていた夫がリストラされたことです。夫は転職活動もむなしく20社以上落ち続け、そのストレスから私に暴力を振るうようになってしまいました。今は、夫から逃れてひとり暮らしをしています」

 

リーマンショックによるリストラによって、夫が転職に失敗し、暴力をふるうようになったというものです。

 

「6歳上の姉が話していた就活とは様子が違い、困惑しました。文系の短大卒では面接にこぎ着けることすら難しかった。でも、母親から『就活は婚活。職場で結婚相手を選び専業主婦になるべし』と教育されていたので、なりふり構わず教授に取り入り、必死で就活しました」

 

都内の短大の国文科を卒業した木村さんの就活は、ちょうど就職氷河期にあたり、困難を極めましたが、なんとか「丸の内OL」になります。 

木村さんは、母親から教えられたように、就職してからは、婚活に明け暮れます。
多分、こういう価値観で育ってきた女性は、多いでしょう。

 

「結婚後は、夫の希望もあり家庭に入ることにしました。同期OLたちの『結婚おめでとう』という寄せ書きを見ては優越感に浸っていました。今思えば、あのとき退職せず、会社員を続けていればよかった……」

 

当時の年収800万円代だった夫と知り合い、結婚します。

ただ会社を退職したのは、今から思うと後悔が残ったようです。

その後は、子供にも恵まれ、一見平穏な生活を過ごしました。

 

「お友達をたくさん招いて、楽しくやろうということになりました。息子はとても楽しみにしているのに、夫は仕事を優先して準備を手伝ってくれません。そこで『準備する気あるの?』と確認すると、いきなり頰を叩かれました」

 

そのころ、リーマンショックが襲い、夫は、部署が変わり、忙しくなり、様子がおかしくなてきたのです。

息子の誕生会での木村さんの発言に、だいぶストレスをためていた夫は、思わず手が出てしまったようです。

その後は、言葉の暴力が増えていったといいます。

結局、夫は、会社をリストラされてしまいました。

 

ある夜、またも転職活動に失敗した夫から激しく罵られて、反抗すると何度も、頰を叩かれた。もう限界だった。夫の寝ている間にトランクひとつだけを持って、逃げ出した。

 

夫の暴力に耐えきれず、木村さんは、逃げ出します。

築40年の木造アパートでひとり暮らしを始めました。

 

「バイト代は手取り月12万円。月5万円の家賃を払ったらギリギリで、これでは離婚のための弁護士を雇うこともできません。部屋にはエアコンもなく、冬は常に毛布を被っているようなありさまです。親戚から夫は意気消沈していると聞きましたが、暴力をふるった後ろめたさがあるのか探しにはきません。こんな暮らしでも、夫に殴られるよりは100倍もマシ。頑張って働いて離婚して、いつか息子と2人で暮らしたいです」

 

20年以上仕事から離れていたので、手に職がなく、木村さんは、近所のスーパーで、時給900円でレジ打ちのアルバイトを始めました。

でも夫に殴られるよりは、マシだといいます。

 

夫の転落で家庭は脆くも崩壊、貧困に向かっていく。突然、社会に放り出されてしまった元専業主婦だった木村さんが、報われる日がくることを祈りたい。

 

最後は、このようにこの記事は、終わっていますが、本当に報われる日が来てほしいですね。

 

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