数日前に、はてなブログの読者が500人を超えました。
きょうのところは、503人です。
ブログを始めて、ちょうど5年半でここまで来たということです。
ブログを始めたばかりのころは、読者100人を超えるのが、一つの目標になっていて、努力していました。
100人を超えてからは、そんな数字は気にならず、200人、300人になっても、一つの通過点という感じでした。
そういう意味では、この数字も一つの通過点にしか過ぎないとは思っています。
ちなみにはてなブログを始めたきっかけになった、ちきりんのブログを見ると5000人を超えています。
とんでもない数字です。
無論、そしがやがここまで行くは、到底無理でしょうが、次は、大きな通過点は、読者1000人でしょうか。
まあ、気長にやっていきたいですね。
さて、今日のテーマですが、コロナ禍で悲劇を迎えた男性の話です。
リタイア後の人生を楽しく暮らすにはどのような準備が必要なのか。年収1000万円だったAさんは今年3月、60歳直前で勤め先を退職。再就職をするつもりだったが、コロナ禍でそれができずに苦しんでいる。
この記事は、年収1000万円だったAさんがコロナ禍で再就職先も見つからず、苦しんでいるというものです。
都内在住のAさんは、長年IT関連のシステム開発に従事してきた技術職である。今年3月に、長年勤務してきた会社を60歳直前で退職。本来であれば、しばらく休んで、今頃は新しい職場に転職しているはずだった。
それが、新型コロナウイルスの感染拡大により再就職のための就活もままならなくなり、4月7日に「緊急事態宣言」が発令されたことで、外出すらできなくなってしまった。
60歳の定年で辞めた後は、しばらく休んで再就職をする予定だったといいます。
そしがやから見れば、年収1000万円もあれば、そのままリタイアしてしまいますが、Aさんには、そうできない事情がありました。
10年前に離婚して、前妻との間にできた2人の子どもがいて、養育費を払っていました。
数年前にやっと終わりました。
それに負担が大きいのは、住宅ローンがまだ10年ほど残っていたことです。
その支払いのためには、再就職が必要でした。
「前職での年収は1000万円くらいでした。これまでのキャリアやスキルなら、高望みしなければ、すぐに再就職できるはずだと安易に考えていました。実際、すこし前に転職した同僚もそうでしたし、これまでと同じくらいの待遇で、再就職を打診されている企業もいくつかあったんですが、コロナの蔓延でそれどころではなくなったみたいで……」
ところが、コロナ禍で再就職話がすべて白紙状態になってしまいました。
多分、こういうケースは、今回のコロナ禍では多いんでしょうね。
5月中旬に、緊急事態宣言の実施地域が限定され、下旬には、全国的に解除されるのでは、という雰囲気が濃厚になってきた頃、ようやく再就職に向けて就活を再開できると張り切っていたAさんに大腸がんが見つかったのだ。
さらに悲劇が襲います。
大腸がんが見つかったというものです。
ステージⅢ期です。
弱り目に祟り目というところでしょうか。
「離婚したので、支出を節約しようと保険を解約した直後に病気が見つかった」
「リストラされて、家族で実家に戻ったが、すぐに父親が亡くなり、母親が認知症発症。父親が遺した借金と母親の介護を背負うことになった」
「国内外を問わず、転勤などで引っ越しした先々で、大きな地震や台風被害などに遭ってしまう」
この記事では、こういった不運な状況が重なった、上記のような事例をいくつかあげています。
①長く安定的に働き続ける
②運用して“資産寿命”をできるだけ延ばす
③ムリムダがないか家計を見直す
ファイナンシャルプランナーである筆者が上記3つを老後対策のリスク分散の要点としています。
Aさんのケースでは、住宅ローンを抱えていたことがコロナ禍での悲劇を大きくしてしまいました。
いろいろな事情があったのでしょうが、住宅ローンは、定年の60歳までに終えておくべきだったんでしょうね。
コロナ禍は、まさに世界的な大災害であり、失ったものは計り知れない。だが、視点を変えれば、「これまで当たり前だと思っていた日常が当たり前ではない」こと、また、「自分の身は自分で守るしかないこと」を現実のものとして感じさせてくれたともいえる。
コロナは人々の意識を変革し、老後への備えのあり方も変えようとしているのだ。
最後には、筆者は、このように「コロナは、老後の在り方も変えた」と強調して終わっています。
やはり、コロナ禍のもとでは、リスク分散が大事だということを教えてくれたようです。
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