先日、緊急事態宣言が解除されました。
夕方、散歩するときにも開いている店が増えて、居酒屋では人々の笑い声が聞こえ、街にも少しづつ活気が戻ってきたような気がします。
そしがや自身は、解除されたことはうれしいものの、これまでの自粛生活もそんなに悪くなかったとも思えます。
以前から、部屋に籠っての生活は、苦痛ではなかったので、自粛生活は、それまでの日常とそんなに変わりませんでした。
それにもともと社交的ではなくて、普段から居酒屋に友人たちと飲み食いする方ではなかったので、今までの緊急事態宣言下の静かな街も好きでした。
こんなことを言うと店を開くことができず、経営的に困窮をきたしている人から文句が出そうですが、リタイアをした人間としては、素直な気持ちです。
同じようにそんな自粛生活が心地よかったという女性たちの記事を読みました。
■自粛生活にホッとしている人たち
コロナ禍で自粛生活も1カ月半に及ぶ。だが、この生活が案外、心地いいと感じている女性もいる。
この記事では、自粛生活にホッとしている人たちを紹介しています。
まずは、マヨさんから。
■もともとひとりが好き
「先日、美容院に行ったんです。予約客数人しか店に入れないので、店はガラガラ。いつもなら『週末、どこか行くんですか』なんて聞いてくる美容師さんが、『私たちも時短で暇で。何か家でできるおもしろいことないですか』とため息をついている。私はもともとひとり時間が大好きなので、最近はまっている海外ドラマや本などを教えました。すごく喜ばれて意外でしたね」
美容院に行くとこれまでは美容師は、週末に何をするのと聞いてきたといいます。
両親が離婚したこともあって、プライベートなことに触れられるのが苦手なマヨさんにとっては、負担だったようです。
ところが自粛生活で美容師たちも時短になり、その態度も変わり、家で何をしたらいいか尋ねられるようになりました。
マヨさんは、もともとひとりが好きだったので、海外ドラマや本などを教えたとのこと。
それが喜ばれたとのことです。
会社員だが、現在は在宅勤務。パソコンさえあればできる仕事だから、もともと黙々と仕事をしていたが、今は家でできるのでかえって効率がいいという。
マヨさんは、39歳の会社員ですが、在宅勤務になって、よかったようですね。
自分のペースで仕事もできるので、効率も上がったようです。
多分、今回の自粛生活で、自宅で仕事をするようになって、よかった人も結構いそうです。
「会社の飲み会とか、つまらない世間話とか、いっさいつきあわなくてよくなったので、私としては本当に快適なんです。仕事に集中して早めに終わらせ、配信されるドラマや舞台芸術なんかをたくさん見ています。ひとり暮らしで誰にも気を遣わないから、本当にありがたい」
確かに会社では、同僚との飲み会やつまらない会話をしなくてはいけないのが、辛い時がありますね。
そういうのを楽しむ人もいるんでしょうが、そしがやも苦手だったので、マヨさんの気持ちは、よくわかります。
次のケースは、同居する親の態度が変わったというものです。
■親からのプレッシャーが減った
短期のアルバイトを繰り返しながら、マンガを描いたりアニメファンとしての活動をしたりと「趣味だけで生きている」ルリさん(38歳)は、このコロナ禍で、同居する親の態度が変わったという。
娘がそれなりの年齢になっても正業にも就かないと親としては、心配になりますね。
コロナ禍以前は、短期のアルバイトしかしないで家にいるルリさんは、両親からは、まっとうな仕事をしろとか結婚しろと言われていました。
だが、新型コロナウイルスの感染が拡大するようになると、親の態度が変わった。外出して大丈夫なのか、危険ならアルバイトは辞めたらどうか、なるべく家にいなさい、などと言われるようになったのだという。
親が変わるとルリさんにも変化がありました。
ただ、ルリさんも少し変わった。以前は帰宅すると自室に直行、家にいるときは常にこもっていたが、今はリビングで両親とお茶を飲んだりすることもあるという。
「お互いにちょっとだけ居心地がよくなっている。そんな気がします」
そんなわけでルリさんの気持ちも和らいだのか、両親との関係もよくなったとのこと。
よくコロナで在宅が増えて、家族関係がぎくしゃくするようになったというケースが取り上げられていますが、一方では、こういう関係の良くなった例もあるんですね。
新型コロナウイルスに伴う自粛生活は、大変な面も多かったですが、こういうふうに気持ちのラクになった人もいるのも事実でしょうね。
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