そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

壊滅度別の業界リスト(新型コロナ編)

いつも読んでいるちきりんのブログを読んでいたら、今回の新型コロナウイルスについての壊滅度別の業界リストが載っていました。

興味深かったので、取り上げてみたいと思います。

壊滅度を5段階に分けています。

chikirin.hatenablog.com

 

<壊滅度5> 企業の存続が不可能になりかねないほどの壊滅度

旅行業界、ホテル、旅館などの業界が載っていて、これは誰しも予想できそうですが、ちょっと意外だと思ったのは、病院、クリニックです。

現在、需要は増えていて、めちゃくちゃ忙しいですが、院内感染がでたら倒産するリスクがあります。

それに医療従事者自身は、命の危険と背中合わせの勤務が続いています。

 

<壊滅度4>
上記に比べると若干マシとはいえ、企業によっては倒産、個人破産等がありえるレベル

 

酒造メーカーやタクシー会社がありますが、ここに官公庁が載っています。

国、都道府県、市町村
霞ヶ関、都庁、市役所、保健所などは、倒産はしませんが、めちゃくちゃ忙しくて大変なことになってるはず。

 

そしがやの元公務員なので、今の役所の状況が思い浮かびます。

多分、保健所が中心になっているでしょうが、かなり忙しそうです。

たまたまその職場に異動でいたら、大変だったでしょう。

無論、ほかの部署から人員の応援を求めるでしょうが、専門知識が必要なので、すぐには、使えず、従来からの職員は、残業の日々でしょうね。

 

<壊滅度3>
業績悪化は避けられないが、倒産まではいかない企業が大半

総合商社や人材紹介業界、人材派遣会社など多くの会社がこのレベルに入ります。

そしがやの現在通っている大学に関しては、

学校
倒産するわけではないですが、長い期間、授業が行えないので、いろんな面で影響は多大

と分類されています。

現在大学は、閉鎖中で入ることもできません。

ウェブサイトを見て情報を得ていますが、どうなるのか分かりません。

今年入学した新入生は、不安な日々を過ごしているでしょうね。

 

<壊滅度2>
あまり影響をうけていない業種。もしくは、プラスマイナスの両方があり、なんともいえない業種

 

テレビ局や出版業界などが載っています。

テレビ局は、オリンピック延期は痛手だしCMは減りそうですが、国民は、在宅が多くなるので、視聴率はあがるのは、間違いなさそうです。

そしがやもテレビを見る時間が増えました。

 

<壊滅度1>
影響はありますが、むしろ業績がよくなってる企業もありそう

 

どんな状況でもよくなる業界はあるものです。
オンライン・サービスの提供会社やゲームが取り上げられています。

ZOOMが一気に拡がってますが、大学院の授業でも使ってみようとのメールが流れていました。

 

また最後に今回の影響をリーマンショックの時と比べて、違いが2つあると分析しています。

 

違いその1 グローバル大企業ではなく、ローカル中小企業やフリーランスに打撃

リーマンショックで大打撃を受けたのは、なによりも投資、金融業界でした。リーマンブラザーズが破綻したのがその象徴です。また、自動車や半導体など、グローバルな基幹産業も大きな打撃を受けました。ただ、飲食店やイベント、エンタメ産業などへの打撃はそこまで大きくありませんでした。ところが今回は、飲食店やエンタメ産業など、より小さな企業やドメスティックな企業、さらにはフリーランスなど個人事業主への影響がかなり大きくなっています。つまり、もっとも困っている産業がまったく違うんです。このため、政府の「救いの手」を必要な人に届けるのが、前回に比べ格段に難しい。金融業界やグローバル大企業なら経団連など業界団体を通してアクセスできますが、数が膨大で業界団体ももたない個人営業の飲食店やフリーランスのインストラクターに補償を届けるのは実務的にかなり大変そうです。

 

リーマンの時には、金融業界を中心とした大企業への影響が大きかったですが、今回は、個人企業なので、補償をするのが、確かに実務的には難しそうです。

 

違いその2 需要減ではなく需要シフト。適応力が問われてる

リストを作ってみて気づいたのですが、リーマンショックのときは「全部ダメで、ダメさレベルに差がある」状況でしたが、今回は、需要が急増したり、伸びたりしている商品やサービスもけっこう多いようです。つまり単純に「需要が低減」した前回とは異なり、今回は「需要のシフト」も目立つということです。たとえば、外食は急減してますが、自宅用の食材は棚が空になるほど馬鹿売れしています。また学習塾など「自宅でのオンライン学習支援」へシフトできたところは生き残り、そうでないところは残っていけないという形で、同じ業界内でも明暗がわかれるでしょう。派遣業界だって、今まで大量に派遣社員を雇ってくれていた業界の派遣切りが始まってる一方で、新たに人手不足になった業界も多く、そういった業界への派遣を開拓(シフト)できるかどうかが問われています。新しい環境への適応能力が問われているって感じですね。

 

違いその2がちょっと新鮮な分析です。

需要減ではなく、需要シフトが起きているというものです。

ここで生き残れるかどうかが決まりそうですね。

今回の新型コロナをきっかけに飛躍する企業も出てくるかもしれません。