そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

元エリート、屈辱的だった期間工面接

通っている大学院には、社会人経験のある学生が結構いるのですが、中には、ユニークな経歴の人もいます。

昨年、入学した学生には、高校を中退して、バンド活動をしていたのですが、目が出ず、夢をあきらめ、ある自動車メーカーの期間工になったことのある30歳代の男性がいます。

結局、そこも辞め、大検で大学の通信制へ入り、アルバイトをしながら卒業して、現在の大学院に入ったというものです。

彼は、あまり期間工時代のことは、話しませんが、結構大変だったようです。

そんな期間工になった元エリートの記事を読みました。

 

www.msn.com

 

大手商社や大手広告代理店の系列企業勤務のエリートサラリーマンから自動車期間工へと転職せざるを得なくなった山田啓二さん(42歳、仮名)。

 

山田さんは、起業の失敗で日々の生活もままならなくなり、借金300万円を抱え、自動車メーカーで期間工として3か月間勤務し、100万円は返済できました。

ですが、まだ200万円残っていたので、また期間工になることを目指します。

 

いくつかの自動車メーカーの期間工採用に応募し、どれも年齢を理由に書類で弾かれてしまった山田さんだったが、とある自動車メーカーの面接に何とか漕ぎつけた。しかし、その面接は元エリートの彼にとって、あまりにも屈辱的な内容だったという。

 

期間工は、30歳代は、ともかく40歳代になると厳しい現実があるようです。

 

「かつては人材派遣会社による形だけの面接と健康診断のみだったのですが、その面接ではパリッとしたスーツを着た自動車メーカーの社員も面接官として来ていました。そして、理由も告げられずに“1分間の反復横跳び”を命じられたんです。驚きましたが、どうしても採用されたかったので無我夢中で必死に跳び続けました」

 

面接で1分間の反復横跳びをさせられるというのは、ちょっとびっくりです。

それだけでなく、片足立ち90秒間、イスに座って立つを1分間繰り返す、いくつもの小さなネジを外して締め直す、小学生レベルの算数問題をひたすら解くなどのテストも行われたとのこと。

 

「40代なので恐らく体力や器用さを確認されたのだと思いますが、正直言って悔しいですよ。反復横跳びや片足立ちを無表情で見つめる視線も屈辱でしたが、かつては商社で巨額の先物取引を担当していたのに算数かよって。面接の帰り道は、怒りというか悲しみがこみ上げてきました。唯一の救いは、もうプライドなんて残ってないと思っていたけど、自分にもまだ残っていんだって分かったことくらいですかね」

 

怒りより悲しみが込み上げてきたといいますが、その気持ちってわかりますね。

ですが、採用されて、広島にある工場の寮に着いた時には、もっと驚くべきことを知ります。

 

耳に入ってきたのは「過去に寮内で殺人事件が発生した」という衝撃の事実だった。

「『寮内での金銭の貸し借りはしないように』の後に、『それが原因で過去に殺人事件が起きていますから』とサラッと言われたんです。でも、それ以上詳しいことは何も聞かされませんでした。その工場では過去に、同僚にストーカーされているという妄想に取りつかれた期間工が、工場のゲートに車で突っ込み、十数人を死傷させた事件があったんです。新聞や週刊誌、ワイドショーなどでも盛んに取り上げられたので、そのことは知っていました。でも、それはあくまで例外的な事件だと思っていたんです」

 

ほかにも、この寮では、期間工が同じ寮生から300万円者金品を脅し取られた恐喝事件もあったとのこと。

 

「どうやら表沙汰になっていないだけで、その寮では恐喝やちょっとしたトラブルは頻繁に起きているようなんです。そんなこと面接では一言も言っていなかったのに…。とんでもなくヤバい所に来てしまったと、初日からものすごく後悔しました」

 

最後は、こう締めくくってしますが、山田さんは、無事に借金の200万円を返せたのでしょうか。

その点も気になります。

それにこの後のことも知りたいですね。

 

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