以前ある英語サークルに通っていた時に、デイトレードを仕事にしているという男性に会ったことがあります。
その時、1回しか話をできなかったので、あまり詳しいことは聞けませんでしたが、興味を持ちました。
その後、そしがやは、その英語サークルへは行かなくなってしまったので、その男性がどうなったか、わかりません。
デイトレードというと何かリスキーがイメージがあったので、実際にデイトレードで暮らしている人がいるということが驚きでした。
そんなデイトレードですが、その危険性についての記事を読みました。
YouTubeで生放送をしていると、「株取引だけで生活できるようになりたい!」という方からのお問い合わせをいただくことがあります。
「デイトレーダーになりたい!」という方もいらっしゃるようで、相談を受けることがよくあります。しかし、「デイトレーダーになりたい!」という方の話を聞くたびに、僕は複雑な気持ちになります。
取引をひんぱんに行うために手数料がかさむだけでなく、デイトレーダーとして成功できる人は数少なく、失敗する可能性が非常に高いからです。
デイトレーダーになりたいという人が結構いるようですね。
確かに組織に属することなく自分の手腕だけで生活できるのですから魅力的に見えるのかもしれません。
デイトレードの危険性1:人によって成果のムラが激しい
デイトレードの危険性2:ストレスや不安が大きく、満足度が低い
デイトレードの危険性3:資産形成で失敗しやすい
この記事では、3つの危険性をあげています。
いずれももっともでしょう。
中でも危険性3が一番重要ではないかと感じました。
投資をする人は、ほとんどが、ギャンブルやゲームとしてではなく、資産形成を目的としてしているからです。
1つは、「そもそもお金を増やせない」という理由です。デイトレードをする人の大半は損をしているでしょうから、資産形成がうまく行かないのは当然の帰結でしょう。
筆者は、そもそもデイトレードでは、お金を増やせないとはっきり述べています。
危険性1で説明されているように、人によって成果のムラが激しいというところから明らかだということでしょう。
もう1つは、「デイトレードに適した資産形成貯蓄制度が無い」という理由です。
たとえば、長期投資には「つみたてNISA」や「iDeCo」といった優れた貯蓄制度があります。これらの仕組みを使うことで、自動積立でお金を積み立てたり、節税をすることができます。
しかし、デイトレードにはそのような制度がありません。つまり、長期投資よりも「制度面で不利だ」ということです。
政府による国民の資産形成を支えるものが、デイトレードには一切ありません。
これだけでもデイトレードが不利だということは、はっきりしていますね。
最後のまとめとしては、「手堅くお金を増やしたい方は、手を出すべきでないといえるでしょう。」としています。
その通りでしょう。
リタイア系のブログをよく読んでいますが、デイトレードでリタイアするための資産を築いたという人は、まず見かけないことからも明らかだと思います。
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